シャオミは4月8日、ファンミーティング「Xiaomiモノづくり研究所 春の交流会」を開催しました。「Xiaomiモノづくり研究所」は、日本のユーザーの声を製品にいかしたいとの思いから、昨年5月に発足。Twitterを中心にユーザーとの交流を深め、昨年はオフラインとオンラインで2回のファンミーティングを開催しています。第3回となる今回は、都内のカフェを貸し切ってリアルイベントを開催。Twitterで応募のあった中から抽選で選ばれた18名が参加しました。
会場にはシャオミの最新スマートフォン「Xiaomi 13」シリーズのほか、日本未発売のスマートテレビや、ロボット掃除機、電動キックボードを展示。大阪から駆けつけたという熱心なファンや、YouTubeで自ら情報を発信するインフルエンサー、家電量販店でのバイト経験がある人、IoT家電が好きでロボット掃除機の使用経験が豊富な人など、様々なバックボーンを持つ参加者が、それぞれの製品や日本での発売について、プロダクトプランニング本部 本部長の安達晃彦氏と活発に意見を交わしました。
たとえばこの日、プレゼン用モニターとしても活躍していた「Xiaomi TV A2 55 Inch」は、55型で4K対応かつ、Android TVを搭載したチューナーレスのスマートテレビ。安達氏によればXiaomiのスマートテレビは、グローバルでは世界シェア5位、中国・インドではシェア1位とのこと。リモコン操作を体験した参加者からは、「自分が使っているものよりもレスポンスが速く、操作がスムーズ」などの感想も寄せられていました。
後半のパネルディスカッションはオンラインでもライブ配信され、50~80人が同時視聴しました。普段どのようにスマートフォンを使っているかや、Xiaomiならではの高速充電をどう訴求すればいいかといった意見交換のほか、参加者から様々な質問も。「pocoシリーズの今後の展開について」や「ライカ対応スマートフォンは日本では発売しないのか」などの今後のラインナップに関するものや、「日本向けローカライズの方針」について、質問があがりました。安達氏は「将来のことは言えない」と前置きしながらも「あらゆる可能性はある」と説明。ローカライズについても、「日本でニーズの高いものは入れていきたい。特にキャリア向けのモデルでは、ローカライズした機能を搭載できる可能性が高くなる」と話していました。
中には「micro USB採用のXioami 12Cを、なぜ発売したのか」という、ちょっと厳しい質問もあり、「為替レートの変動や原材料費の高騰によって、市場が廉価モデルに求める価格で今提供できるのがXioami 12Cだった」と安達氏が正直に裏事情を披露する場面も。為替などの状況が今よりも良い時期にリリースされた旧モデルは「なんとか値上げをせずに踏みとどまっている状態」だといい、「新旧のモデルでコストパフォーマンスに差があるという指摘はまさにその通り。厳しいご意見は真摯に受け止めているが、昨年と今年では状況が違うので同じバリューでは難しいところもある」と説明し、理解を求めていました。
終盤には全員参加でのクイズ大会も開催。「XiaomiのロゴにあるMIの意味は、モバイルインターネットともうひとつは何か?」など、熱心なファンも頭を抱える難問が続々登場して、盛り上がりました。見事勝ち抜いた参加者には、タブレット「Xiaomi Pad 5」などの豪華賞品が贈られました。
終始和やかでアットホームな雰囲気の中、開催されたイベント。挨拶に立った、Xiaomi Japan副代表 デミ・ユー氏は、自身も入社前に中国のファンイベントに参加し、Xiaomiのエンジニアに様々な意見を伝えていたというエピソードを紹介。「皆さまを見ていると、かつての自分を思い出します」と話し、「Xiaomiが世界で広がるためには、皆さまからのご意見と応援が必要。今後も貴重なご意見を期待しています」と締めくくりました。
なお「Xiaomiモノづくり研究所」では、今後も不定期にファンミーティングや製品体験会などを開催予定とのこと。情報はXiaomi Japanの公式Twitterで発信されます。