楽天コミュニケーションズは4月3日、楽天モバイルの通信網を利用する法人向けMVNOサービスの提供を開始した。あわせて、MVNEとして他事業者による楽天回線MVNOの展開も支援する。

  • 楽天コミュニケーションズが楽天モバイルのMVNO/MVNEサービスを開始

    楽天コミュニケーションズが楽天モバイルのMVNO/MVNEサービスを開始

同社が提供する楽天回線MVNOには特にサービスブランドは付けられておらず、公式サイトなどでは単に「モバイルデータ通信サービス」と呼称されている。MNOとしての楽天モバイルとL2接続したMVNOサービスで、本家ではホームルーター向けを除いて提供されていないデータ通信専用SIMとなる点が特徴。

送受信ともに一般的なベストエフォート型の通信となる「スタンダードタイプ」、送信時はベストエフォートで受信時は最大200kbpsに制限される「上り優先タイプ」、送受信ともに最大200kbpsに制限される「IoTタイプ」を用意する。スタンダードタイプは1GB/330円~50GB/3,330円、上り有線タイプは1GB/280円~400GB/6,590円。IoTタイプは330円。

MNOとMVNOの間に立ってサポートするMVNE事業では、主にモバイルワーカー向けのレンタルルーター事業や訪日外国人の短期利用プリペイドSIM事業を検討する企業にアプローチしていく。

  • MVNEの役割

    MVNEの役割