米NVIDIAは3月21日(現地時間)、クリエイター向けグラフィックスの新製品として、Ada Lovelace世代で刷新した新モデルを発表した。今回明らかになったのはデスクトップ向けの「NVIDIA RTX 4000」と、モバイル向けの「NVIDIA RTX 5000 / 4000 / 3500 / 3000 / 2000 Laptop」。NVIDIA RTX 4000は4月から発売を予定しており、メーカー推定価格は1,250ドル前後。
NVIDIA製クリエイター向けグラフィックスシリーズにおいて、Ada Lovelaceアーキテクチャを採用する最新モデルが投入される。デスクトップ向けにはSFF(スモールフォームファクター)仕様の「NVIDIA RTX 4000」が発表され、20GBものGDDR6メモリを搭載して幅広いワークロードに対応。特に昨今急激にニーズが高まっている生成AI用途では大規模なGPUメモリが必要とされることから、刷新されたTensorコアやRTコアを用いて高速な機械学習が行えるとしている。
主な仕様 | NVIDIA RTX 4000 |
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アーキテクチャ | Ada Lovelace GPU |
プロセス | 5nm |
CUDAコア数 | 6,144個 |
VRAM | 20GB GDDR6 |
メモリインタフェース | 160bit |
メモリ帯域幅 | 320 GB/s |
TDP | 70W |
Tensorコア | 306.8 TFLOPs |
ブーストクロック | ~1.70 GHz |
単精度性能 | 19.2 TFLOPs |
また、ノートPCに向けには下位から上位まで一気に5モデルを投入する。最大で16GBのGPUメモリを組み合わせており、ゲーミング向けのGeForceシリーズよりもクリエイティブワークフローや機械学習用途に向くという。