アドビとNVIDIAは米国時間3月21日、NVIDIAとの新たな協業を発表した。
アドビとNVIDIAは長年研究開発パートナーであったが、このたび複数の次世代型ジェネレーティブAIモデルを共同開発すると公表した。
共同開発を予定しているモデルには、Photoshop、Premiere Pro、After EffectsといったAdobe Creative Cloudの主力製品が含まれている。
同日発表のNVIDIAによる画像・3D・映像をカバーするクリエイティブ向けジェネレーティブAIクラウドサービス「NVIDIA Picasso」から、サードパーティ開発者向けにも広く提供する予定。
今回の協業の優先事項には、新技術の商業的実現性のサポート、コンテンツの透明性の確保、アドビのコンテンツ認証イニシアチブ（CAI）によるコンテンツクレデンシャル機能（コンテンツの作者情報や編集履歴などを埋め込む機能）の実装が挙げられている。
同日発表のジェネレ―ティブAI向けクラウドサービス「NVIDIA AI Foundations」の一部として、NVIDIA PicassoによるシンプルなクラウドAPIを通じ、ユーザーが画像、動画、3DなどのクリエイティブアプリケーションへジェネレーティブAIを組み込んで構築・展開することが可能になる。
なお、アドビが同日に発表したジェネレーティブAI「Adobe Firefly」が使用する一部のモデルは、NVIDIA Picassoに搭載予定。パフォーマンスが最適化され、ユーザーの期待に応える高品質なアセットを生成できるとする。
