書店員を中心とした様々な職業の漫画好きな選考員が「今、この瞬間誰かに勧めたい面白いマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2023」の一次選考の結果が発表された。「あかね噺」や「さよなら絵梨」、「タコピーの原罪」など11作品がノミネートした。
「マンガ大賞」は、「面白いと思ったマンガを、その時、誰かに薦めたい!」という想いから始まった賞。2008年に創設され今年で16回目を迎える。選考対象は、昨年1月1日から12月31日までに出版された単行本のうち、最大巻数が8巻までの作品(電子書籍を含む)だ。
一次選考では、選考員が「人にぜひ薦めたいと思う作品を5作品」を選出し投票。得票数上位10作品がノミネート作品となる。今回の一次選考では、102人の選考員から、総数242作品が挙げられたという。なお今年は、得票同数を含む11作品が選出された。
マンガ大賞2023ノミネート作品は以下の通りだ。
- 「あかね噺」原作・末永裕樹、作画・馬上鷹将作
- 「女の園の星」和山やま作
- 「劇光仮面」山口貴由作
- 「これ描いて死ね」とよ田みのる作
- 「さよなら絵梨」藤本タツキ作
- 「スーパーの裏でヤニ吸うふたり」地主作
- 「正反対な君と僕」阿賀沢紅茶作
- 「タコピーの原罪」タイザン5作
- 「天幕のジャードゥーガル」トマトスープ作
- 「日本三國」松木いっか作
- 「光が死んだ夏」モクモクれん作
今後の予定としては、各選考員が全てのノミネート作品を読み、それぞれ3作品を選出し、ポイント制で「マンガ大賞」が選ばれる。大賞は、3月中旬~下旬に発表される予定だ。
ネット上では「思ったより普通すぎるチョイスだな…どうしたマンガ大賞」「今年のノミネートは納得のラインナップ」「半分も知らんかった・・・『ちょっと見てみようかな』のキッカケとしては良さそう」などの声が寄せられた。