今年で3回目となる大学入学共通テストが、1月14日と15日の2日間にわたり実施された。その中で、「親ガチャ」を連想させるような出題があったと、ネットで話題になっている。公に大学進学と親ガチャを混ぜるのは危うい気もするが、何が起こったというのだろう。

  • 大学入学共通テスト「倫理」に「親ガチャ」想起させる出題、ネット「倫理のかけらもなくて草」

    大学共通テスト、倫理に「親ガチャ」を連想させる出題が!

「親ガチャ」は、生まれ持った容姿や能力、家庭環境が人生に与える影響が大きいにも関わらず、「生まれてくる子供は親を選べない」ことスマホゲームの「ガチャ」に例えたネット上のスラング(俗語)だ。

話題となっているのは、1月14日に実施された「倫理」の出題。社会での成功と、家庭の経済格差に言及した会話文だ。豪邸を目にした高校生2人が、社会的な成功は、本人の「努力」なのか、それとも「運」なのかを話し合っている。

このほか、今回の共通テストの出題では時事的な出題が注目を集めており、例えば世界史Aでは、「新型コロナウイルス」という用語が初めて登場。会話の中で、「イタリアから日本に戻る際に船便で送った引越し荷物がなかなか届かずに困りました。新型コロナウイルスが世界的に蔓延していた影響でしょうか」といったセリフがあった。また、英語のリスニングでは、友人同士の会話を聞き、仮想空間でのアバター画像を選ぶ質問など、時事的な話題が問題に取り入れられていた。

ネット上では「親ガチャ、テストにだすか....😱」「共通テストに親ガチャのことが出る時代なんですね」「倫理観ゼロの出題」「倫理のかけらもなくて草」などの声が寄せられた。