画面に小さく表示される「ウィジェット」は、アプリの一部機能が独立して動作するよう設計された、一種の"ミニアプリ"です。iOS 14で登場して以来、ホーム画面やTODAY画面(ホーム画面先頭のさらに左側にあるページ)で使用されてきましたが、iOS 16ではロック画面へ配置可能に。活用範囲が大きく広がっています。

ロック画面では、ウィジェットを最大5つ表示できます。現在時刻欄は固定され変更できないものの、その上下がウィジェット表示領域として確保されています。

うち1つは、現在時刻欄の上です。初期設定では日付/曜日が表示されているためとは気付きにくいものの、それもカレンダーアプリのウィジェットで、ヘルスケアやリマインダー、株価といったアプリが提供する情報(いずれも日付にウィジェット独自の情報を付加)を変更することも可能です。

残り4つは、現在時刻欄の下です。上の領域に比べて高さがあり、長方形のウィジェットであれば2つ、正方形のウィジェットであれば4つ表示することができます。領域すべてを使わず、正方形のウィジェット1つだけを配置して残りは空欄、という使い方をすることも可能です。

ウィジェットによっては、カスタマイズすることも可能です。たとえば、時計アプリのウィジェットでは表示対象の都市を変更でき、リマインダーアプリでは表示するリストを自由に変更できます。株価アプリのように、特定銘柄の株価を表示し続けたい場合は、その銘柄コードを登録しておくとロック画面で確認できるようになります。狭い領域ながらも、工夫次第で便利に活用できますよ。

  • ロック画面にウィジェットは最大5つ表示できます