国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行うゲームエイジ総研が、歴代のポケモン関連ゲームのプレイ状況に関する調査結果を発表。ゲーマーの約4割が、「ポケモン」関連のゲームをプレイしたことがあると判明したことが、ネットで話題になっている。

  • 現役ゲーマーの約4割は「ポケモン」をプレイ経験済という調査、ネット「僕は赤緑世代」

    「ポケモン」関連ゲームのプレイ状況に関する調査を実施

ポケットモンスターシリーズは、シリーズ1作目「ポケットモンスター赤・緑」が1996年に発売され当時の子供たちの間で大流行。その後、アニメや映画化などマルチに展開され、ゲームを知らない層でもポケモンを知っているほどの知名度を持っている。最新作の「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」は発売から3日間で、1,000万本の売り上げを達成するなど、今なお多くの人から愛されているゲームシリーズの1つだ。

本調査では、何らかのゲームをしている全国の15~59歳の男女2,604人を対象に、歴代のポケモン関連ゲームのプレイ状況に関する質問を行った。

結果として、約4割のゲーマーがポケモン関連のゲームをプレイした経験があることが明らかとなった。そこで、プレイしたことのある歴代のポケモンタイトルに関して質問したところ、シリーズ1作目のゲームボーイ版「赤・緑」を48.7%と約半数の人がプレイしていたという。発売当時、主題歌やグッズ類の人気が高く、社会現象になるほど流行していたことが起因しているのでは、と同社は分析している。

  • ゲーマーの約4割はポケモン関連ゲームをプレイしていることが判明(ゲームエイジ総研調べ)

次いで、37.1%が1999年発売のゲームボーイカラー版「金・銀」、28.0%が2006年発売のニンテンドーDS版「ダイヤモンド・パール」と続いた。また、上位8タイトルのポケモン関連ゲームはゲーマーの2割以上がプレイ経験があったそうだ。

  • プレイしたことのある歴代ポケモン関連ゲームのランキング(ゲームエイジ総研調べ)

ゲーム機器別の調査では、ゲームボーイ世代でのプレイが75.1%と最も高く、次いで、DS世代が53.1%という結果となった。

  • ポケモンはゲームボーイ世代でのプレイが最も多い(ゲームエイジ総研調べ)

年代別の調査では、10代と20代ではDS世代でのプレイが最も多く、30代以上はゲームボーイ世代でのプレイが多かったそうだ。特に、10代は全体の約8割がDS世代でのプレイだったという。20代は、DS世代でのプレイが最も多かったが、ゲームボーイ世代でも高く、ゲームボーイとDSの過渡期にプレイしていたことが伺える。30代以上では、ゲームボーイ世代でのプレイが高い傾向にあるが、40代、50代では30代よりもDSやSwitchでのプレイが多い。これは、自身の子供がポケモンをプレイしていることが影響しているのではないか、と同社は推察している。

  • 各年代ごとにプレイしたゲーム機器が異なる。(ゲームエイジ総研調べ)

ポケモンタイトルをプレイしたきっかけは、「テレビCM」や「アニメ」、「雑誌」などが多かったほか、ゲームボーイ世代では、発売当時に兄弟や友人など、自分と近い世代が遊んでいたことがきっかけになったという傾向が多かったようだ。一方でDS世代では、父親や姉など自分よりも上の世代がプレイしていたことがきっかけになったという傾向が見られたという。

最後に、現在のポケモンのイメージを聞いたところ、「かわいい」「楽しい」などのワードが多く見られたほか、「老若男女に愛されるもの」「世界共通」「いつ遊んでも、どのソフトから入っても楽しい」などの意見も見られ、ポケモンシリーズが愛されていることが伺えたという。

ネット上では「懐かしい。赤緑世代でした」「赤緑世代には今のポケモンの進化に白目しかない」「僕は初代やったことありませんが、初代の人気がよく分かりますね」などの声が寄せられた。