大手コンビニエンスストアチェーン・ローソンは、クックパッドの提供する生鮮食品EC「クックパッドマート」と協力して、消費期限内ではあるものの店舗から撤去する「販売期限切れ」商品を値下げ販売する実証実験を開始した。この試みで食品ロスの更なる削減を目指すという。

  • 生バウムクーヘン165円が91円に、ローソンが「期限切れ」値引き実験  - 「食品ロス解消に良い」とネットの声

    ローソンが「販売期限切れ」商品を値下げ販売する実証実験を開始

実証実験では、消費期限内ではあるものの、ローソンが定めている基準で「お客様に販売可能な期限」を過ぎ、これまでは店頭から撤去していた「販売期限切れ」のデザート10品目を、値下げして販売する。例えば、税込165円の生バウムクーヘンが税込91円に、税込140円の糖質を抑えたシュークリームが税込77円になるなど、どれも期限後は半額近くまで値下げして販売する。

  • 値引き販売を実験する商品一覧

具体的な販売までの流れでは、販売期限を過ぎた当該デザートはいったん店舗から撤去、冷凍保存したうえで、当該デザートを「クックパッドマート」に商品登録し、クックパッドマート会員が注文できるようにする。クックパッドマートでの注文・決済が完了すると、ローソン店舗内に設置しているクックパッドマート受け取り用生鮮宅配ボックス「マートステーション」に注文商品を格納。これを消費期限当日の23時までに受け取るようだ。

  • 「販売期限切れ」商品の販売の流れ

今回の実証実験は、ナチュラルローソン芝浦海岸通店にて、来年1月31日まで実施する。実験の結果を踏まえて、今後他の店舗や、他の商品にも拡大できるかを検証していくという。

ネット上では「食品ロスの解消になっていいよなぁ」「この流れ広がってほしい」「良き取り組みだし、広がってほしいよね」などの声が寄せられた。