ダイキン工業は11月29日、全国の20歳以上の男女1,000人を対象に実施した「第28回 現代人の空気感調査」の結果を公開した。

  • 値上げラッシュで気になる「電気代」、7割超(73.5%)が値上がりを実感

ダイキンが2002年から行っている「現代人の空気感調査」。28回目となる今回は、夏の節電実態と冬に向けた展望、さらには空気・空調に対する意識について調査を行った。

値上げラッシュが続く中、値上げを実感しているものは何か尋ねると、「食料品」(86.0%)、「電気料金」(72.6%)、「日用品・雑貨」(62.9%)と続いた。2022年の夏、自宅の電気料金は例年と比べてどうだったか聞くと、7割超(73.5%)が実際に「高くなった」と回答した。

自身が行った節電の取り組みに対する点数を100点満点で聞いたところ、全体平均で53.0点と低い自己評価。また、全体では女性のほうが男性より節電に取り組んでいた(女性55.5点、男性50.5点)ほか、50代や60代以上のほうが、節電の自己評価が高かった。

  • 値自身が行った節電の取り組みに対する点数(100点満点)左:男女別、右:世代別

夏の節電の自己評価が低い理由を聞くと、「節電よりも便利さを優先して電気を使ってしまうから」が最多となった一方で、「節電をあまり意識しておらず、つい忘れてしまうから」「節電は手間がかかる/面倒なため」という人は少なかった。

  • 夏の節電が100点ではない理由は「無理のない範囲で」持続的に取り組みたいから

男女差が顕著に出たのが「家族や同居人の節電への協力が不十分だから」で、女性全体では約2割(18.5%)がそう感じており、50歳以上の女性では4人に1人に達する。

  • 女性の約2割(18.5%)は家族や同居人の節電への協力が不十分だと感じている

2022年の冬、自身の節電の取り組みで何点を目指すか尋ねると、目標は65.7点(全体平均)で夏を2割以上、上回った。男女別では男性が64.0点、女性が67.3点と女性がわずかに上回り、世代別では年代が高くなるほど高い目標点を掲げている。今回の冬の節電目標は震災時に迫る高い点数であり、節電に対する関心がかなり高まっていることを伺わせる。

  • 女今年の冬、自身の節電の取り組みで何点を目指すか(左:男女別、右:世代別)

冬の節電要請期間(2022年12月~2023年3月末)を前に、自宅にある家電製品の中でこの冬節電したいものは何か尋ねると、トップは「エアコン」(62.6%)で2位の「照明」(45.3%)に大差をつけた。

実際に、この夏と冬のエアコンの使い方について聞くと、「冬のほうが夏よりも節電を意識して使用したい」との傾向が強い。一般的にエアコンは夏の冷房運転よりも冬の暖房運転時のほうが消費電力が大きく、冬の節電で十分な成果を出すためにはエアコンの節電が重要であることから、この回答結果は良い傾向だとダイキンはみている。

  • この冬節電したい家電製品第1位は「エアコン」(62.6%)

  • 夏と冬のエアコンの使い方

エアコンなどの空調機器(空気清浄機、換気機器含む)は安全・安心・快適な暮らしに欠かせない生活インフラだと思うか尋ねると、「そう思う」(「とてもそう思う」と「どちらかというとそう思う」の計)が約9割(89.7%)に達した。

  • 節電はしたいが、エアコンは暮らしに欠かせない「生活インフラ」

今後も持続可能な形でエアコンを使用するためにどんな工夫が必要かを尋ねると、運転設定や手入れなど「省エネにつながるエアコンの使い方の実践」(45.0%)と「省エネ性能の高いエアコンの使用」(43.6%)に回答が集中した。まずは、今あるエアコンを上手に使い、場合によっては省エネ性能の高い製品への買い替えも選択肢となっているようだ。

  • 持続可能な形でエアコンを使用するための工夫