国連の公式Twitterが11月16日、世界人口が正式に80億人を突破したと発表した。
これまで節目としては、世界人口は2011年に70億人を突破していた。そこから11年間で10億人増加したことになる。人口の増加率は鈍化傾向にあるものの、今後、2030年には約85億人、2037年には90億人、2058年には100億人を突破すると国連は予測している。その後は、2080年代に約104億人に達し人口はピークに近づき、2100年までは横ばいで推移するとのことだ。
ちなみに国連では、ここまで世界最多の人口を誇っているのは中国だが、来年にはインドが中国の人口を抜き、世界最多の人口を誇る国になると予測している。
8 billion hopes.
— United Nations (@UN) November 15, 2022
8 billion dreams.
8 billion solutions.
Our planet is now home to 8 billion people.@UNFPA explains how a world that is #8BillionStrong means greater possibilities for people & planet: https://t.co/gktjHSqJ4N pic.twitter.com/mxE4EsHQdi
人口増加の背景には、医療の改善や、衛生環境の改善、一部の国で出生率が高く維持されていることなどが挙げられている。ただ、出生率の高い国は、一人当たりの所得が低い国の傾向があるそうで、将来的に人口増加は、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国など、世界の最貧国に集中すると予想している。国連は、こういった国では、地球で暮らし続けるための達成すべき具体的な目標「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成が困難になる可能性があると警鐘を鳴らしている。
ネット上では「学校通ってた頃は確か40億人とか言ってたからざっと倍だね。」「今の中学生は覚えるのが簡単でいいなぁ。(自分の時は72億とかだったっけな?)」「30年前にもうすぐ50億なんて言われてたから1年で1億人増えてるのか」などの声が寄せられた。