Intelの最上位GPU搭載カードがついに登場

Intelの新型GPU「Arc A770」を搭載するグラフィックスカードが登場、発売が開始された。すでに、下位GPUの「Arc A750」を搭載するモデルは発売されていたが、最上位のA770はこれが初めて。同社製の「Arc A770 Limited Edition」(21P01J00BA)で、デュアルファンのクーラーを搭載している。価格は70,000円前後。

  • Intelの「Arc A770 Limited Edition」。2スロット厚でデュアルファンを搭載(写真:オリオスペック)

  • 補助電源は8ピン+6ピンが必要。カード長は269mmで、消費電力は225Wとなる(写真:オリオスペック)

大風量を求める人に最適な38mm厚ファン

アイネックスの「CFY-12038PF」は、厚さが38mmもある12cmファン。通常の25mm厚ファンに比べ、特に風量に優れており、発熱の大きなシステムでも強力に冷却できる。回転数は600~2,800rpmで、風量は25.2~117.62CFM。ノイズレベルは6.1~39.6dBAと、高回転時にはかなりの騒音になるので注意だ。価格は2,500円前後。

  • アイネックスの「CFY-12038PF」。耐久性の高い2ボールベアリングを採用

  • 厚さは38mmもある(左)。右の一般的な25mm厚に比べると、違いは一目瞭然

同社からは、M.2 SSD用のヒートシンク「HM-24」も新発売。特徴は、アルミ製ヒートシンクの装着にゴムリングを使うことで、同社は「ネジを無くす心配がない」とアピールしている(ゴムを無くす心配は…)。同社の検証によれば、PlayStation 5でも使えたとのこと。価格は600円前後と安い。

  • 「HM-24」。ヒートシンク、放熱シリコンパッド、ゴムリングが付属する

  • マザーボードへの取り付け例。赤いゴムリングがアクセントになっている

斜めファンでグラボを冷やすミドルタワー

NZXTから、ミドルタワーケース「H5」が登場。大きな特徴は、斜めに設置されたボトムの12cmファンだ。これにより、グラフィックスカードを効果的に冷却できるという。ライティング重視の「H5 Elite」と、冷却重視の「H5 Flow」をラインナップ。どちらもブラック/ホワイトが用意され、価格は22,500円前後と14,500円前後だ。

  • NZXTの「H5 Elite」。フロントはガラスで、14cmのRGBファン×2を標準搭載

  • こちらは「H5 Flow」。フロントはメッシュパネルでエアフローに優れる