デマント・ジャパンは11月10日、同社が展開するフィリップスのAI搭載補聴器「フィリップス ヒアリンク 9030/7030/5030/3030/2030」全5シリーズにおいて、初の「耳あな型」スタイルを発表した。11月16日より発売する。
価格はオープン(補聴器本体は非課税)。市場想定価格は両耳で約20万円台(2030の場合)〜約90万円台(9030の場合)。ただし、価格は販売店によって異なる。
フィリップス ヒアリンクは、AI音声処理技術「AIサウンドテクノロジー」を搭載し、多くの音が存在する賑やかな環境でも会話をよりクリアに聞き取れるとするAI搭載補聴器。
2021年3月に発売した「耳かけ型」スタイルに続き、今回新たに「耳あな型」スタイルを追加。耳あな型補聴器はBluetooth 低エネルギー(BLE)無線技術を搭載し、iPhoneやAndroidデバイスに接続して音楽や映画、通話などを直接補聴器にストリーミングできる。
また、iOS向けの「ハンズフリー通話機能」にも対応。相手の声が直接ストリーミングで補聴器に届き、ユーザーの声は補聴器のマイクが拾って相手に届けるため、仕事や家事をしながらハンズフリーで通話可能。
スタイルは、装用中ほとんど見えない最小サイズの超小型「IIC」から、ワイヤレス通信機能をはじめフル機能を搭載できる少し大きめの「フルシェル」まで5つのスタイルを用意。カラーはフェースプレートがベージュとブラックの2色、シェルがベージュ、クリア、ブラック、ブルー、レッドの5色展開。
補聴器のスタイルは、耳あな型 IIC、CIC、ITC(カナル)、ハーフシェル(HS)、フルシェル(FS)といった全5スタイル。適合範囲はIIC/CICが75・90(軽度~高度・重度難聴)、ITC/HS/FSが75・90・100(軽度~高度・重度難聴まで)。使用電池は空気電池(IIC/CICが10A電池、 ITC/HS/FSが312電池)、防塵・防水性能はIP68取得(日常生活防水)。