イーロン・マスク氏がCEOを務めている宇宙開発企業SpaceXは10月11日、衛星通信サービス「Starlink」を日本向けに提供すると発表した。使用に必要なキットは73,000円で、月額12,300円のサブスクリプションプランも用意する。

  • 衛星通信サービス「Starlink」が日本でサービス開始 - 7.3万円から

Starlinkは、地球の低軌道上に多くの衛星を打ち上げて協調動作させ、通信に用いる商用サービス。これまで北米や南米、ヨーロッパやオーストラリアなどで提供されていたもので、今回サービス対象地域に日本を追加。アジアでStarlinkが使えるようになるのは日本が初めてだとしている。

キットにはStarlink(受信部)、Wi-Fi ルーター、電源、ケーブル、ベースなど利用に必要なハードウェアをすべて同梱。アンテナは電子フェーズドアレイ式で、IP54の耐環境性を備えたほか、-30度~50度の幅広い動作温度を実現。Wi-FiルーターはWi-Fi 5に対応しており、最大12のStarlinkメッシュノードの構築もサポートする。