2022年はさまざまな商品が値上がりしている。そして9月から10月にかけてはラッシュのような値上がりの波が押し寄せている。家計を逼迫するような値上がりばかりだ。ネットでは、いつもお世話になっているような、手軽で身近な食べ物の値上げが特に話題になっている。

  • マックも吉牛も… 値上げの秋、身近な食べ物に値上げの波が押し寄せる

    マクドナルドはバーガーなど約6割の商品が値上げ

ハンバーガーチェーン・マクドナルドは、9月30日から「ハンバーガー」や「マックフライポテト」、「マックシェイク」など約6割の商品を値上げすることを発表。商品全体の値上げ幅は10円~30円となっている。具体的には、「ハンバーガー」は130円から150円に、「ビッグマック」は390円から410円に、「マックシェイク」は130円から140円になる。値上げの主な原因としては原材料価格の高騰や、人件費、物流費の上昇のほか、円安の影響を受けたとしている。なお、「プレミアムローストコーヒー」や、「チキンマックナゲット(5ピース/15ピース)」などは値上げをしないとのこと。

  • 吉野家は牛丼など丼ものを一律20円の値上げ

牛丼チェーン・吉野家では、10月1日から牛丼などの商品を値上げすることを発表(pdfが開きます)。具体的には「牛丼 並盛」は店内価格426円、テイクアウト価格419円から店内価格448円、テイクアウト価格440円に、「豚丼 並盛」は店内価格393円、テイクアウト価格386円から店内価格415円、テイクアウト価格408円になる。各種丼商品は全サイズ、本体価格において一律20円の改定となるとのこと。原材料の高騰などを受け、自社努力だけでは現状の価格維持が困難な状況になったと説明している。

  • はなまるうどんは10円~100円の値上げ

讃岐うどんチェーン・はなまるうどんも10月1日から商品の値上げを発表。具体的には、「かけ(小)」は240円から270円に、「かけ(中)」は360円から400円に、「かま玉(小)」は340円から390円になる。商品の値上げ幅は10円~100円となっている。原材料費の高騰に加えて、円安ドル高による物流費の上昇などが要因だそうだ。

  • ミスタードーナツは今年2回目の値上げ

ドーナツチェーン・ミスタードーナツは、今年の3月にも値上げを実施していたが、今年2回目となる値上げを11月25日より実施することを発表(pdfが開きます)。ドーナツなどの39種類の商品が値上りする。具体的には「ポン・デ・リング」は120円から140円に、「チョコリング」は140円から150円に、「エビグラタンパイ」は210円から220円になるとのこと。商品の値上げ幅は10円~20円となっている。小麦などの原材料高騰に加えて、円安による物流費などの上昇も影響したとしている。

立て続けの値上げにより、家計が段々と逼迫する恐れがあり、ネット上では「今って普通の生活すら贅沢化してない?」「値上げ止めないなら消費税廃止すべきやろ」「値上げ値上げで消費税の税収増えてるやん❗️なのに増税?うちらに物買うなってこと?経済回らなくなるで❗️」「結局年中値上げしとるやん」と、厳しい意見が多く見られた。