アメリカ航空宇宙局(NASA)が公開した、「地球の温度上昇」を可視化した動画が、「夏が暑すぎると思ってましたが…やっぱり」などとネットで話題になっている。最近も、秋だというのに暑いと思ってましたが…やっぱり。

  • 地球は暑かった、「地球の温度上昇」を可視化したNASAの動画がわかりやすい

    1980年頃から急激に温度が上昇しているように見える

話題になった動画は、「GISTEMP Climate Spiral」というタイトルのもので、2022年3月に公開された。1880年から2021年までの月毎の地球の気温偏差をらせん状の円環で示す内容の動画になっている。時計のように、1月から12月までが配置された円環に、時間の流れとともに温度を表す点が周回して、線を描いていく。約1分で140年ほどの月別気温の変化を可視化して見ることができる動画だ。

動画では、1880年から1940年にかけては、偏差は0℃以下のマイナスを示している。そこから段々とプラスに転じていき、1980年あたりから、プラスの偏差が大きくなっていることがよくわかる。2021年に偏差は約1℃プラスとなっていて、数字で聞くと実感がわきづらいが、可視化されたこの動画で見ると結構大きな変化での温暖化になってきていることが、とてもわかりやすい。

ちなみに、偏差に使われた平均値は、1951年から1980年の間の平均気温だそう。また、この動画で使用している気温データは、NASAのゴダード宇宙研究所の表面温度分析に基づいているという。

ネット上では「ここ数年、なんか東京も夏が暑すぎると思ってましたが…やっぱり」「二千年代からの気温の上がり方が~😱」「確実に上がってる…ここからの加速度はどうなるのか?」などの声が寄せられた。