ドローンが果物を収穫する様子をとらえたYouTube動画が、どこかで見たことがあるようなSFの世界だとネットで注目を集めている。ついにここまで来たか。
話題となっているのは、イスラエルの企業・TEVEL Aerobotics Technologiesが開発している、果物を自動収穫するドローンだ。YouTube動画で動いているところを確認することができる。動画では、真ん中の大きなロボットを中心に、周りに有線で繋がれたドローンが複数飛んでいる。ドローンは、各々果物を取り、中心に集めていく。どこかのSF映画で一度は見たことのあるような光景だ。
ちなみに、TEVEL Aerobotics Technologiesの空飛ぶ自律型ロボットは、記事執筆時点では、実証実験段階だそう。仕組みとしてはドローンの付いたカメラを通して、AIが樹木の映像を解析。果実の位置や、大きさ、熟れ具合を識別し、収穫に適したもののみを収穫する。ドローンには、1メートルほどのストローのようなものが付いており、熟した果実を吸引し、回転することで収穫している。また、収穫量などをタグレットで確認することもできるようだ。さらに稼働時間を指定すれば、休日や夜間でもドローンが自律的に収穫作業を進めてくれるのだとか。このロボットが実装されれば、農家の収穫時期における労働力不足が解決しそうだ。
ネット上では「マトリックスで見たやつ!」「SF感あってワクワクする」「すげー。完全に未来がそこにある」とワクワクするとの声が寄せられた。