グーグルが「Google Play Indie Games Festival 2022」の入賞作品を発表した。9月3日にはトップタイトルを決めるファイナルイベントがオンラインで開催される。
インディー ゲーム フェスティバルは、個人のゲームクリエイターや小規模のチームによって開発されたインディーゲームアプリの革新性や独自性を評価するイベント。2018年から開催されており、5回目の開催となる。入賞者にはPlayストアの特集ページへのアプリ掲載やGoogle社内外のエキスパートによる講習会への招待などの特典がある。
2021年7月1日以降にPlayストアで公開されたアプリを対象に応募を受け付け、厳正な審査を経て20作品が入賞した。2022年の入賞作品は以下のとおり。
- 会話禁止のオンライン人狼: ジャックと探偵(Curiouspark合同会社)
- カタストロフィレストラン(合同会社ズィーマ)
- カルドラシル(石乃浦骨董店)
- 幻影AP-空っぽの心臓-(room6 / ヨカゼ)
- 時効1分の世界(ScreenPocket)
- 進撃の豆戦車(株式会社ユルリカ)
- すし屋台 -お寿司屋さんのお店経営ゲームー(CharRoom)
- ダンジョンに捧ぐ墓標(株式会社ワンダーランドカザキリ)
- デスアンティーク(SleepingMuseum)
- ふしぎの森でコーヒーを(ふじたかし)
- 勇者の農園サバイバル(YoshiyukiNakashima)
- ユニオンシューター360(KISHIRO WORKS)
- わんおぺ寿司(べすとまん)
- A YEAR OF SPRINGS(npckc)
- CRAZY DONUTS(りりぃカンパニー)
- exp!A -エクスピア-(N-Lab)
- HUNGRY PIG(株式会社バルーン)
- RASPBERRY MASH(株式会社イグニッション・エム)
- SOULVARS(ginolabo)
- Train's Run(Spear Soft / Ron)
9月3日に開催されるファイナルイベントでは、これらの20作品の中からトップ10、トップ3が選出される。さらに、協賛各社による「TOHO Games賞」「集英社ゲームズ賞」「UUUM賞」も設けられており、有力企業のバックアップを受けた共同開発のチャンスがある。実際に、2021年6月に東宝がリリースしたゲームアプリ「ラン・ゴジラ」には、2019年度のインディー ゲーム フェスティバル入賞者が携わっている。
ファイナルイベントの開催を間近に控えた8月26日、グーグルの渋谷オフィスに併設されている「Google for Startups Campus Tokyo」で、トップ20入賞者や審査員らを招いた交流会が開催された。
交流会には、岸田内閣でスタートアップ支援や経済再生などを担当する山際大志郎大臣も視察に訪れ、「いつの時代も若い人たちが新しいものを作るんです。それを全力で応援してまいります」とエールを送った。