パナソニックは、国内向け家電製品の価格改定に関する情報を更新し、9月1日から値上げする対象製品を新たに公開した。独自のナノイー技術を投入したヘアードライヤー「ナノケア」や、ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」など17製品が含まれ、価格改定率は約2%~33%増となる。

  • 9月の値上げの対象製品に含まれる、ヘアードライヤー「ナノケア EH-NA0G」

9月から値上げの対象となるカテゴリーは、ヘアードライヤーのほか、Blu-ray Discプレーヤー、ポータブルテレビ、ラジオ、ワイヤレススピーカーなどの一部のAV製品。ヘアードライヤー「ナノケア」の2021年上位モデル「EH-NA0G」や、UltraHD Blu-ray Discプレーヤー「DP-UB45」、ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」の15V型「UN-15LD11」といった製品が対象製品リストに入っている。

  • 9月の値上げの対象製品に含まれる、ポータブルテレビ「プライベート・ビエラ」の15V型「UN-15LD11」

既報の通り、同社は上記カテゴリーを含む、一部の家電製品を順次値上げすると7月に予告しており、今回新たに対象製品の型番が明らかになった。詳細は同社Webサイトで案内している。なお、10月以降の対象製品についても順次公開する予定。

値上げの理由については、原材料費や製造・物流コストの上昇、半導体不足に起因する調達費用の増加などにより「自社の内部努力だけではその影響を吸収しきれない状況になった」と説明している。