BoCoは、左右が独立した完全ワイヤレスタイプの骨伝導イヤホン「PEACE SS-1」の一般発売を8月26日に開始する。カラーはブラックとホワイトの2色で、ホワイトは9月発売予定。直販価格は21,780円。

  • PEACE SS-1(ブラック)

耳穴をふさがずに使える「世界初の完全ワイヤレス骨伝導イヤホン」として2019年にクラウドファンディングを実施し、翌2020年に発売した「PEACE TW-1」の後継機種。着け心地や音質、通話品質などを進化させ、今春よりクラウドファンディングサイトでの先行販売を実施していた。今回、一般発売が正式に決定。BoCoオンラインショップ、boco STORE銀座のほか、家電量販店やソフトバンクショップ(一部店舗を除く)でも取り扱う。

  • PEACE SS-1(ホワイト)の装着イメージ

TW-1からの進化ポイントは以下の7つ。

  1. 最先端技術搭載で“ながら聴き”に最適な音質
  2. 新設計の快適なつけ心地とスタイリッシュな外観
  3. チタン芯材との一体成形構造で耐久性を向上
  4. 最高レベルのノイズキャンセリング機能で通話を快適に
  5. 約8時間の連続使用時間と10分の充電で4時間再生可能な急速充電
  6. ハイレゾ音質・低遅延・高音質通話を実現したaptX Adaptive
  7. 押し間違いのない感圧式ボタンを採用

多数の骨伝導発明特許を基に東京の自社工場で量産化した、最新世代の「純骨伝導振動子技術」を投入して音質を強化。BoCo独自の測定技術で測定した振動周波数帯域は4〜40kHzで、「他の骨伝導イヤホンに搭載されている骨伝導スピーカーと比べると、全く別次元と言っていいほど広い帯域を実現した」とする。

空気伝導イヤホンや一般的な骨伝導振動子と比べて、インパルス応答の収束が早いため、入力波形に対する動的分解能が高く、音源に忠実な再生が可能。この特性をベースに独自のオーディオ制御技術を加えることで、ながら聴きに適した音質を追求しており、「ボーカルの声やピアノ・弦楽の音の再現性が特に優れている」とのこと。

  • インパルス応答特性の比較グラフ

装着性については、独自のイヤーカフ構造が進化しており、さまざまな耳の形に対応できるように“美しく滑らかな曲線”を採用。振動子と本体をつなぐアーチ部分がチタン芯材と一体成型構造で耐久性が向上しているほか、柔軟性とホールド感も両立。振動部の構造を見直すことで耳への圧迫感を抑え、長時間の装着でも快適に使えるとする。

耳たぶを挟むように装着するスタイルで、テレワークやスポーツ、移動中など、あらゆる場面でながら聴きが楽しめる。左右をつなぐネックバンドなどもなく、ヘアスタイルも気にせず装着可能。IPX7相当の防水仕様で、トレーニング中の汗や雨にも耐えるという。

  • 屋外での利用イメージ

Bluetooth 5.2準拠で、コーデックはSBCに加え、aptX Adaptiveをサポート。対応するスマートフォンなどと組み合わせることで、低遅延で高品質の音声データ送信が可能になるほか、ゲームなどの音声遅延も抑えている。 ハンズフリー通話にも対応し、ノイズキャンセリング機能(CVC8.0)によって通話音声を最適化。オンライン会議などの通話にも使える。

連続再生時間はイヤホン単体で約8時間、充電ケース併用時で最大約24時間。10分の充電で約4時間使える急速充電にも対応する。充電端子はUSB Type-C。イヤホンの誤動作防止のため、タッチ式ではなく感圧式ボタンを搭載。音楽の再生/停止や音量調整、曲送り/曲戻し、着信応答といった各種操作が行える。イヤホン本体の重さは片耳約7.5g。

  • 屋内での利用イメージ