サードウェーブは、2022年8月13日に大分県初出店となる「ドスパラ大分光吉インター店」をオープンしました。前日の内見会とオープン当日の様子をレポートします。

  • ドスパラ大分光吉インター店

    2022年08月13日にオープンしたドスパラ大分光吉インター店。高速ICから近いモール店です

2020年11月28日にオープンしたドスパラ座間相武台店以降、ドスパラは「見る 触る 試す シェアする」をキーワードにして、機器の体験可能な広めのロードサイド店舗とモール店舗を大量に出店しています。2020年の出店は1店舗でしたが、2021年は5店舗、2022年はこれで8店舗目の出店。現在36店舗あるドスパラ店舗のうち、14店舗が体験型の店舗です。

ドスパラ大分光吉インター店は、名前から連想できるように大分自動車道 大分光吉インターチェンジから車で約5分の立地です。近くにはエディオンやイオン、ゼビオ、MEGAドン・キホーテなどの大型店舗が並び、ドスパラはコムボックス大分(大分県大分市宮崎696-1)のモール店舗としてオープンします。

店舗面積は449平方メートルとまずまずの広さ。アイテム数は約1700をそろえます。環境展示は少なめで、先月オープンした「ドスパラフレスポ小田原シティーモール店」と似たような構成です。

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    コムボックス大分は2階建てのモールで、地上と屋上に駐車場があります

モールの駐車場は、1階125台+屋上209台で、取材に伺ったときはお盆時期だったこともあり、結構混んでいました。公共交通機関はJR大分駅から大分バス「大南団地行き」「敷戸団地行き」で「光吉入口バス停」下車徒歩2分。JR敷戸駅より徒歩15分と、公共交通機関だけでも行けますが、デスクトップパソコンを買いに行くならやはり車が便利でしょう。

ちなみに自転車・バイクの駐車スペースはドスパラに近いエリアに配置されているので、近所に住んでいる人であれば、二輪の機動力を生かして小物を購入するのもよさそうです。実際オープン日にグラボらしい緑色の箱をステップに置いて走り去っていったスクーターを目撃しました。

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    お盆ということもあり、朝から地上駐車場は大混雑。店舗は2階にあるので、屋上駐車場のほうがいいかもしれません

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    ほぼ同じ時間の屋上駐車場。左の店内入口側には階段、エスカレーター、エレベーターがありますが、画像右側の階段で降りるのが店舗に近くて便利

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    エレベーターで2階に降りるとここに出ます。ドスパラは左奥の突き当りを右に行ったところにあります

店舗レイアウトは、今までのドスパラ店舗とほぼ同じですが、上海問屋のおもしろグッズが棚レイアウトの関係か目立つところに配置されていました。また、ゲーミングチェアが常時外に展示されているのがユニークなところです。

なお、最近は、白い自作PCが流行りのようで、白いケースも売れています。基本的に、ゲーミングパソコンは真っ黒が多く、インテリアによっては浮いた存在になります。以前と違って、ゲーミングペリフェラルも黒一色から変わっているので、白いメーカー製パソコンも一定の需要があると思います。GALERRIAで白モデルを出すのは難しくても、コラボパソコンとして出すならありかもと、売り場を見ながら妄想してしまいました。

以下、写真を中心に店内の様子をお伝えします。

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    前日の内覧会で外に置いてあったので、「当日は中に展示ですか? でもゲーミングチェアが置けそうなスペースは店内になかったですよね?」と聞いたところ、「営業中はずっと外に置きます」とのことでした

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    店舗入ってすぐが新規開店恒例の500円均一コーナー

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    店舗入って正面には、理想のゲーミング環境展示。今回はRazerのゲーミング部屋でした

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    店舗入って右側のキャラクターグッズコーナー。今回は『Minecraft』グッズだけでした

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    キャラクターグッズの奥には、配信環境とwebカメラの比較コーナー。配信のエリアではマイクアームも展示されるようになりました

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    ゲーム実況を想定した環境展示も。配信製品が並びます

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    配信関連製品の奥の壁際は、上海問屋を中心としたおもしろグッズにかなりのスペースが割かれていました

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    上海問屋の棚の前はおおむね月替わりの企画展示。今回はCORSAIRのパーツを利用した光る自作PCが2種類展示されていました

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    上海問屋の奥の棚の前から左側。サードウェーブ製パソコンが並びます。ゲーミングデバイスの効果が変わるコーナー展示は「普通のデバイスでいいだろう?」と諭すスポンサー(≒親)を説得するのにいいと思います

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    メイン通路側にはゲーミングパソコンのコラボ製品が並んでいます。最近安定のラインアップですが、強力な新コラボ製品が見たいですね

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    理想のPC環境展示の奥にサードウェーブ製パソコンの平台展示があります(店舗奥側から撮影)

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    再度店舗右側壁際に戻ると液晶モニターが並びます。コンパクト化のためにゲーミングモニター説明のコーナーが併設されていました。奥はモニターアームです

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    モニターの反対側にはVTuber想定の環境展示。左に見えるのは即納パソコンの箱です

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    さらに奥にいくと、自作関係のゾーンがあります。壁際は自作代行の紹介とケーブル類。その奥には自作用パーツが並んでいます

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    自作関係パーツの棚群。まずはマザーボード。メーカーとしてはASRock推しのようです

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    反対側は電源がズラリと並びます。個人的には効率以上に安定性を重視したほうがトラブルが減ると思います

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    さらに店舗奥にいくとCPUクーラーのエリア。最近はdeep coolを推してます

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    その反対側は自作というよりも一般ペリフェラル。奥に見えるキーボードも一般ペリフェラルですが、割と大きく展示されているのが印象的です

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    さらに奥がCPUクーラー。すべてのパーツに基本的な説明ポップが配置されているのでわかりやすいですね

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    棚の最後がファン関係とメディア。まだ開店準備中だったこともあり、商品の配置をしていました

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    店舗一番奥の右側が中古コーナー。バックヤードにも在庫を控えているとのことです。中古PCを購入する場合は希望のスペックを店員と相談するといいでしょう

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    棚と中古の間にはPCケースがズラリ。ケースの横の比較がしにくくなったのですが、数は大きく増えました

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    店舗一番奥の左側は自作系パーツの一覧と発注のための発券機です。本来タッチパネルで注文するのですが、メンテナンス中だったため、キーボードがおいてありました

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    ここから店舗左側を奥から(この奥はカウンター)。手前にあるのがゲーミングキーボードのチェックスペース。ドスパラ謹製のソフトでキー入力がチェックできます(在庫は左側)

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    左の壁際の奥にあるのが、ゲーミングヘッドセットとその試聴環境です

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    ヘッドセットから入口手前側に移るとゲーミングマウスパッドが並びます

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    ゲーミングマウスパッドとゲーミングマウスの間に、マウスの重さと感度、マウスパッドの相性をチェックできるコーナーがあります

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    さらに入口側に行くとゲーミングマウスの製品展示がズラリ。すべて動作しているので、握り心地、スイッチのフィールだけでなく実際に操作してチェック可能

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    ゲーミングマウスの手前の棚はゲーミングキーボードの在庫が並びます

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    キーボードだけでなく、ゲーミングパッドも実際に触れます

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    店舗入ってすぐ左に隠れているのが複数の機器を比較検討できるフィッティングコーナー。店舗が空いていたらじっくり触って試せると思います

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    比較検討のイメージ。今回標準で用意されていたのはGALLERIAの標準キーボードとマウスでした

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    即納パソコンも用意されています。今回アレっ?と思ったのは、ゲーミングパソコンだけでなくクリエーター向けのraytrekの即納製品が用意されていたことと、カスタマイズ品が用意されていたこと(右上の2台)

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    「私自身もゲーマーで、シフトをやりくりして3日で某タイトルをクリアしたこともあります。大分県初のドスパラをよろしくお願いします」とドスパラ大分光吉インター店の塚本議大店長。以前は名古屋大津店で店長をされていたそうです

今回の大分光吉インター店は、2022年7月30日にオープンしたモール型店舗「フレスポ小田原シティーモール店」を基本形に、拡張版にしたとのことでした(店舗面積が23%ほど広くなっています)。沖縄、旭川、小田原、大分と基本長方形の店舗が続いたのは店舗レイアウト設計の簡略化だったのかもしれません。

オープン当日は、2022年最大と思える開店前行列もあったほか、13時ごろでも店内の混雑ぶりは変わらず、上々の客入りのように見受けられました。大分店の期待は高そうです。

ちなみに2022年の開店前行列が短かったのは、正規のオープン時間を繰り上げて開店したことに加え、行列の要因となる「オープン日替わり目玉商品」を排したことも影響しています(前回の小田原からコッソリ目玉商品が出ているので要チェック!です)。

これで今年8店目のオープンですが、まだドスパラ店舗の開店が続きそうです。

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    オープン当日。いつもよりもお祝いの花が多い気がします

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    開店前からかなり行列ができました

恒例のオープン時の店長スピーチ

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    環境展示で一番遊ばれていたのは、店舗入ってすぐのコレでした。目立ちますからね

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    一番遊ばれていなかったのはVTuber環境。とっつきにくいのでしょうか?

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    体験で一番人気はゲーミングキーボードのチェック。わかりやすさと目立ち具合がポイントでしょう

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    ゲーミングマウスのチェックは壁際で目に入りにくかったかもしれません

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    配信環境にあまり人がいなかったのはゲームを起動していなかったから?

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    店舗の外でしたが、ゲーミングチェアを体験されている方も

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    フィッティングルームはのめりこむ方も

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    商談も活発で、13時ごろはバインダーを持った決済待ちの方が結構待機していました

「従来型店舗最後のお店」も結構楽しい

今回はお盆という事で公共交通機関が混雑しており、新幹線+特急で大分まで行くことになりました。ということでドスパラ博多店にもお邪魔しました。

2019年8月24日に移転オープンしたこともあり、2020年11月28日にオープンしたドスパラ座間相武台店以降の店舗と比較すると環境展示やデモスペースが少ないものの、結構気合の入った展示となっていたうえ、ほかのドスパラにはない展示方法もありました。

また、従来のドスパラ店舗でもゲーミングマウスの操作感を試せる店舗は増えており、近くのドスパラもいつの間にかリニューアルしているかもしれません(店名を変えずにロードサイドやモール店舗に移転こともありそうです)。

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    ドスパラ博多のレイアウト図。最近の店舗はこのレイアウト表を置いてないので、初めて来店で少々まごつくかも

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    POPの使い方や陳列は現在の店舗にもつながっています

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    ヘッドセットの体験展示でこのフックを使いだしたのは比較的最近でした(あとで伺ったところ博多店のフックは高コストのプロトタイプだったそうです)

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    ケースの陳列もスライド収納式でサイドのデザインを確認ができていい感じです。「ケース幅の違いに能動的に対応できない(のとコストがかかる)ので、この店舗だけの採用となりました」とのこと

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    今回の観光要素は大分からほど近い別府温泉。こちらは観光名所化している竹瓦温泉。脱衣場と浴槽の間に仕切りがなく、階段を下りて風呂に浸かるスタイルでした

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    こちらは変わり種で、別府競輪場の中にある競輪温泉(中と言っても場内ではなく駐車場内にあります)。入浴料は大人110円と格安(竹瓦温泉でも300円)! 今回は都合4つの市営温泉に入ってきました