スティールシリーズジャパン(SteelSeries)は7月26日、ハイエンドゲーミングヘッドセット「Arctis Nova Pro」シリーズと、ゲーミングキーボード「Apex Pro Mini」シリーズの日本国内投入を発表しました。メディア向けの発表会は都内某所のカフェスペースを貸し切って大々的に行われ、SteelSeriesブランドが協賛するeスポーツチーム「REJECT」の面々も登壇。新製品を用いてのデモプレイを実施しました。

  • SteelSeriesがスポンサーを務めるREJECTとFOR7からも選手が参加した

かなりハイエンドなゲーミングヘッドセット「Arctis Nova Pro」シリーズ

今回の発表会における目玉商品は、ゲーミングヘッドセット「Arctis Nova Pro」シリーズ。詳細は初出時のニュース記事に譲りますが、無線モデルと有線モデルをラインナップするハイエンドなゲーミングヘッドセット製品です。独自ユーティリティによる高精度なパラメトリックイコライザ、専用USBサウンドデバイスの同梱、無線モデルのANC対応、予備バッテリーによるホットスワップなど、見どころの多い製品です。

  • 発表会に登壇して製品を紹介したスティールシリーズジャパン カントリーマネージャーの石井 靖人氏

  • 来日して参加したSteelSeries CEOのエティシャン・ラバーニ氏

  • ゲーミングヘッドセット「Arctis」シリーズは2016年から発売開始。品質を大きく引き上げた市場のベンチマーク的存在に

  • 「Arctis Nova Pro」シリーズでは従来のゲーミングヘッドセットが抱えていた問題点に多角的に対処

  • ワイヤレスモデルはANC(Active Noise Cancellation)機能も搭載

  • 音声入力にもノイキャンを適用可能

  • ドライバー含む主要なコンポーネントはゼロから新設計

  • 特に独自のサウンドユーティリティ「Sonar」の多彩な調整項目対応がポイント。パラメトリックイコライザや空間の定位感に加え……

  • ノイズキャンセリングの効果量も精密に調整できる

  • 複数のデバイスと接続したり、素早く切り替えたりと取り回しも改善

  • ワイヤレスモデルのベースステーションには予備バッテリーの充電機能も搭載。8秒以内のホットスワップで即時復帰できる珍しい特徴

  • ゲーム機とつなぎつつ、スマホとBluetooth接続して通話できるのも便利そう

  • ベースステーション。無線モデルに加え、有線モデルにも同梱する(仕様はそれぞれ違う)

  • 無線モデルは56,070円前後、有線モデルは38,470円前後。なかなかのお値段です

  • 展示されていた実物

  • USBサウンドデバイスの様子もチェックできました

ヘッドセットの紹介に加え、新しく国内に投入されるゲーミングキーボードの紹介もありました。その名も「Apex Pro Mini」シリーズ。すでにフルキーボードとして展開されていた製品の60%フォームファクタ採用版で、大幅に小型化している点がポイント。スイッチも刷新し、アクチュエーションポイントをかなり精密に調整できるようになっています。

  • 「Apex Pro Mini」シリーズ。こちらも無線/有線モデルをラインナップします

  • 新スイッチの採用で0.2~3.8mmまでアクチュエーションポイントを設定可能に

  • 押し込み度合いによって1つのキーで2つの操作が行えるユニークな新機能も

  • 60%サイズでコンパクトになっています

  • 有線無線に関わらずType-C接続です

特別ゲストとしてREJECTからReita氏とtakej氏が登場!

発表会では特別ゲストとして、eスポーツチーム「REJECT」からVALORANT部門のReita選手とtakej選手が、「FOR7」からPUBG Mobile部門のUnEeVeN選手とFu選手が登場しました。SteelSeriesのゲーミングギアを用いて、VALORANTのデスマッチとPUBG Mobileのチームデスマッチでデモプレイを実施。ちなみに、発表会のMCはVALORANTの公式大会配信でもおなじみのOooDa氏が務めたほか、デモプレイの実況にはYamatoN氏も参加する豪華さでした。

  • Reita選手

  • takej選手

  • UnEeVeN選手

  • Fu選手

余談ですが、OooDa氏やYamatoN氏の雑談でSteelSeriesのかなり古い製品に多数言及されていたことがとても印象に残りました。筆者もはるか昔FPSゲームに触れるようになって以来、SteelSeries製品がずっと手元あったプレイヤーの1人。SENSEIシリーズ(マウス)やSiberiaシリーズ(ヘッドセット)について語られるたび、とても懐かしい思いがしました。

  • MCを務めるOooDa氏(左)と実況のYamatoN氏(右)