エプソン販売は7月25日、水平型ドットインパクトプリンター5モデルを発表した。106桁タイプの「VP-F2400」「VP-F2400N」「VP-F2100」「VP-F2100N」を9月5日より、94桁タイプの「PLQ-50S」を今冬に発売する。

ドットインパクトプリンターは、ビジネスシーンにおける複写伝票印刷業務で今も現役の製品。販売管理・会計関連伝票、送り状、産廃マニフェスト伝票、各種点検記録表の発行などで用いられる。今回発売の新モデルは、用紙の種類や運用に合わせて選択できるよう5モデルをラインナップした。

VP-F2400

2001年1月発売の「VP-2300」を今も利用している人の買い替えに最適なモデル。価格は151,800円。水平ローディング方式の106桁タイプで、連続紙12インチ幅、単票紙A4横置き幅まで給紙可能となっている。連続紙16インチ幅の印刷に対応する136桁タイプよりもコンパクトなのが特徴だ。

  • VP-F2400

複写枚数は7枚(オリジナル+6枚)で、用紙の厚さに応じて自動的に紙厚を調整する自動紙厚検知機能を装備。1台で複数の帳票を使うのに適している。印字速度は漢字162字/秒。ピン配列は24ピン(12ピン×2列)、解像度は180dpi。

インタフェースはUSB、パラレル(IEEE1284規格準拠)。本体サイズはW480×D301×H211mm(用紙サポート除く)、重さは6.7kg。

VP-F2400N

VP-F2400Nは、有線LANインターフェイスを備えるモデル。価格は168,300円。そのほかの仕様はVP-F2400とほぼ共通。

VP-F2100

VP-F2100は、2010年10月発売の「VP-F2000」を今も利用している人の買い替えに最適なモデル。価格は129,800円。紙厚調整が手動のモデルで、用紙によって調整をしない単一の帳票を使う場合に適している。そのほかの仕様はVP-F2400とほぼ共通。

VP-F2100N

VP-F2100Nは、有線LANインターフェイスを備えるモデル。価格は146,300円。そのほかの仕様はVP-F2100とほぼ共通。

PLQ-50S

PLQ-50Sは「PLQ-30S」を今も利用している人の買い替えに最適なモデル。価格はオープンで、直販価格は137,500円。

水平ローディング式94桁タイプで単票紙専用。用紙の位置、厚さを自動検出する「カンタンセット機能」により、伝票などの位置合わせが不要となっている。カウンター業務など、スピーディーな作業が必要な現場に向いている。

  • PLQ-50S

印字速度は漢字187字/秒で、ピン配列は24ピン(12ピン×2列)、解像度は180dpi。インタフェースはUSB、パラレル(IEEE1284規格準拠)、RS-232D。本体サイズはW384×D293×H203mm、重さは7.9kg。