ドイツの自動車メーカーであるBMWが、「車の座席を温める」機能のサブスクリプション・サービスを、イギリスや韓国で導入したようだ。日本円換算にすると約2,500円の月額利用料金で座席を温めてくれるとのこと。

  • BMWが「シートを温める」サブスクを導入、韓国などで提供開始

    シートを温める機能のサブスクとは?

このサブスクリプション・サービスは、イギリスや韓国、ドイツなどの国で提供が確認されている。車の座席を温める機能とは、いわゆる「シートヒーター」のことだ。料金は日本円に換算すると、月額で約2,500円のほか、年額で約2.5万円、無制限で約5.7万円のプランがある。

各プランは「BMW コネクテッド・ドライブ・ストア」にて購入可能。シートヒーター以外にも、月額で約1,100円の「ハイビームアシスト」(ハイビームの自動切り替え機能)のサブスクリプションも提供している。

仕組みとしては、ハードウェア的にはもともと自動車に搭載されているシートヒーターやハイビームアシストの機能を、ソフトウェア的に動作しないように制限したもので、サブスクリプションの購入により機能をアクティブするのだそうだ。

搭載済みのハードウェアを制限するという仕組みから、顧客にとっては費用の割り増しになるのではないかと考える人が多かったようで、ネット上では「標準装備に課金とか」「BMWのジェイルブレイク(脱獄)が捗るな」「DLC商法みたい」といった声が寄せられた。こんなところにまでサブスクの波が押し寄せているとは……。