シャープは、テレビの音声が手元でクリアに聞こえるというワイヤレススピーカーシステム「AQUOS サウンドパートナー」(AN-WSP1)を7月22日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は20,000円前後を見込む。

  • AQUOS サウンドパートナー(AN-WSP1)。スピーカーユニット(受信機)と送信機がセットになっている

同社は「AQUOS サウンドパートナー」の名称でネックスピーカーを複数展開しており、今回は新たなスタイルの提案として、置き型タイプを投入。テレビの音を耳元で聞きたいシニア世代や、子どもの就寝後など、テレビの音を気にするファミリー世帯をターゲットとしている。

  • 利用イメージ

はがきサイズのスペースに置けるという、コンパクト設計のスピーカーユニット(受信機)と、テレビにつなぐ送信機で構成し、スピーカー側には最大約10時間使える充電式バッテリーを搭載。付属の送信機をテレビに接続すると、音声信号をスピーカーにワイヤレス伝送し、離れた場所や電源が近くにないところでもテレビの音を手元で聞ける。付属の送信機と本機はあらかじめペアリングしてあり、テレビに送信機を接続すればすぐに使えるという。

コードレス電話機などで採用されている、遅延の少ないDECT準拠方式(1.9GHz帯)のワイヤレス伝送に対応。テレビと本機の両方から音を出してもズレが少なく、違和感なく聞けるとする。DECT方式は、電子レンジや無線LANで使われる2.4GHzの周波数帯域と異なるため電波干渉を受けにくく、広い範囲で使えるのも特徴。最大到達距離は約70m(直線見通し距離)。

  • スピーカーユニットは、はがきサイズのスペースに置けるコンパクト設計

人の声の音声帯域を強調する「クリアボイス」機能も装備し、ニュースやドラマなどの人の声がよりくっきり聞こえるとする。スピーカーユニット上面には電源ボタンとクリアボイスボタン、大きなボリュームつまみの3つを配置し、操作しやすくした。

受信機には50mm径スピーカーユニットを内蔵し、最大出力はモノラル1W。連続再生時間は最大約10時間で、充電には最大5時間かかる。本体サイズは151×71×83mm(幅×奥行き×高さ)、重さは260g。送信機は付属のACアダプターで動作し、入力は3.5mmステレオミニ。本体サイズは65×52×23mm(同)、重さは約40g。2つのACアダプターとステレオミニのオーディオケーブルなどが付属する。

  • スピーカー(受信機)の上面