工機ホールディングスは6月10日、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」から、コードレス冷温庫「UL18DC」を発売する。同社の工具に使用されているマルチボルト蓄電池で駆動し、価格はマルチボルト蓄電池付属モデルが94,160円、蓄電池別売りモデルが75,680円。カラーはアグレッシブグリーン、フォレストグリーン、サンドベージュの3色。
2021年6月に発売した従来製品「UL18DB」から連続動作時間が延びて使いやすくなったほか、軽量・コンパクト化したモデル。新しく12V出力ソケットを搭載し、ケトルや市販の12V出力機器(ファン・電気毛布など)を使える。スマートフォンなど外部機器の充電用USB Type-Cポートも追加し、Type-Aポート×1基とType-Cポート×1基(最大20W出力)となった。
内部容量は18Lで、2Lペットボトルを立てた状態で4本、500mLペットボトルは縦置き12本、横置きだと20本収納できる。
庫内の温度設定は-18度、または-15~60度(5度単位)。庫内は着脱式の仕切板で2部屋に分割可能。分割した状態では左右で異なる温度に設定でき、冷蔵/冷凍や冷蔵/保温などと使い分けられる。2部屋間の最大温度差は60度まで。仕切り板を使った場合の内部容量は8L+8L。
同社独自のリチウムイオン電池「マルチボルト蓄電池」を最大2個まで装着できる。運転時間の目安は1部屋モード/電池2個の場合、庫内温度5度で約20時間、庫内温度-18度で約8時間、庫内温度60度(保温時)で約9時間。ACコンセントや付属ケーブルによる車載電源の利用も可能。本体サイズはW553×D340×H450mm、重さは15.2kg(蓄電池1個装着時)。