TCLジャパンエレクトロニクスは、4Kテレビの2022年モデル 4シリーズ14機種を5月27日から順次発売する。価格はオープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は、ミニLEDと量子ドット技術「QLED」を採用した「C835」シリーズの65V型が25万円前後など。

  • C835シリーズ

Google TVを全機種で採用。「Algoエンジン」と名付けた映像エンジンを搭載しており、画質解析のアルゴリズムを取り入れ、放送とネット配信映像を適切に解析して映像処理を施すという。

パネルや映像エンジンの一部仕様が異なる4シリーズを用意し、上位機種のC835はミニLEDと量子ドット、C735とC635シリーズは量子ドットによって広色域と高色純度を追求している。

  • 映像エンジン「Algoエンジン」を搭載

ラインナップと店頭予想価格は以下の通り。C835シリーズのみ6月10日発売で、それ以外の3シリーズは5月27日に発売する。

■C835シリーズ(ミニLED+量子ドット)

  • 65V型「65C835」:25万円前後
  • 55V型「55C835」:20万円前後
  • TCL Mini LEDテクノロジーのイメージ

  • QLEDテレビ構造図

■C735シリーズ(量子ドット)

  • 75V型「75C735」:20万円前後
  • 65V型「65C735」:14万円前後
  • 55V型「55C735」:12万円前後
  • C735シリーズ

■C635シリーズ(量子ドット)

  • 65V型「65C635」:12万円前後
  • 55V型「55C635」:10万円前後
  • 50V型「50C635」:9万円前後
  • 43V型「43C635」:8万円前後
  • C635シリーズの65/55/50V型

■P735シリーズ

  • 75V型「75P735」:15万円前後
  • 65V型「65P735」:11万円前後
  • 55V型「55P735」:9万円前後
  • 50V型「50P735」:8万円前後
  • 43V型「43P735」:7万円前後
  • 75V型「75P735」

主な特徴

Algoエンジンでは映像の精細感の復元や、コントラストの向上、残像感の低減、動きの早いシーンの高画質処理、3次元カラーマネジメントなどを行う。製品のグレードに応じて3種類あり、C835シリーズは最高クラスの映像美を追求した「AlgoエンジンMax」、C735シリーズはコントラストを高めるマイクロディミング技術を導入した「AlgoエンジンPro」を搭載。C635シリーズとP735シリーズはどちらも残像感を低減するBFI機能を省いた「Algoエンジン」を備える。

最上位のC835シリーズは、色域を拡大する量子ドットQLED技術と、数千個のミニLEDからなる「TCL Mini LEDバックライトテクノロジー」を組み合わせて画質を強化。従来の同社製液晶テレビと比べて明るさが4倍に向上し、直下型ミニLEDバックライトをゾーンごとにオン/オフ制御するローカルディミングによって、コントラストも向上したという。

いずれもパネル解像度は4K/3,840×2,160ドットで、上位のC835シリーズとC735シリーズは120Hz倍速駆動に対応する。HDR方式はすべてHDR10、HLG、Dolby Visionをサポート。サウンド面では、立体音響のDolby Atmosに対応する。

  • C635シリーズの43V型

HDMI入力のうち1系統はHDMI 2.1をサポートし、ALLM(Auto Low Latency Mode)機能やeARCに対応する。チューナー数は、BS4K/110度CS 4K×2、地上/BS/110度CS×2で共通。

Google TVを搭載し、YouTubeやNetflix、Amazon Prime Video、Hulu、Apple TV、ABEMA、Disney+、U-NEXTなどのネット動画サービスが利用できる。Chromecast機能や、音声サービスのGoogleアシスタントも使える。

  • P735シリーズの65V/55V/50V型

  • 43V型「43P735」