4月22日11時から、ついに「AMD Ryzen 7 5800X3D」の発売が始まりました。かなりの長寿になったAM4ソケット採用プラットフォームにおいて、おそらく最後の投入になるであろう本製品。CPUコア直上に大容量のSRAMを実装する最先端技術を採用している点が特徴で、96MBものL3キャッシュを利用できます。これによってゲーミング性能で競合を凌駕したとのこと。

  • CPUの箱に大きく「AMD 3D V-CACHE TECHNOLOGY」と書かれたシールが貼ってあります

詳細はベンチマークテストで評価したレビュー記事『「Ryzen 7 5800X3D」を試す - 比較対象はi9-12900KとR7 5800X、速度と電力に特徴』をご覧いただくとしまして、発売が始まった秋葉原のPCショップの様子を見てきました。

  • パソコンショップアーク

  • パソコン工房 秋葉原 BUYMORE

  • TSUKUMO eX.

整理券配布の予告もあったようですが、新GPUの深夜販売のような盛況は見られませんでした。価格は共通で、65,300円(記事制作時点)。同じ8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 5700Xを42,000円前後で購入できることを踏まえると、若干割高な気もします。とはいえ、“最強のゲーマー向け”と銘打たれている本製品。大容量L3キャッシュの性能に関心があるゲーマーや、AM4ソケットと添い遂げるつもりの自作PCユーザーなら、購入検討の余地はありそうです。