楽天エナジーはこのほど、「楽天でんき」の料金改定および、燃料費調整制度の上限価格の撤廃を発表した。いずれも2022年6月1日から適用予定。
国際情勢の急激な変化を背景に、楽天エナジーは「楽天でんき」の料金改定を実施する。従量料金については地域により4.3%から14.0%値上げする予定で、対象プランはプランS、プランM。動力プランは対象外。なお、基本料金がゼロ円であること、また「楽天ポイント」の還元率に変更はないという。
火力燃料の価格変動に応じて自動的に毎月の電気料金を調整する燃料費調整制度では、燃料費調整額の算定に使っていた基準燃料価格の上限設定を廃止する。従来は基準燃料価格×1.5倍を上限額として、燃料費調整単価を算出していた。対象プランはプランS、プランM、動力プラン。
楽天エナジーは、「企業努力のみでは電力調達価格の高騰に対応することが極めて困難な状況に至っている」として、電気料金の改定を実施。新料金によってどのくらい請求料金が変わるかを試算できる新料金試算ページも用意した。同ページはマイページにログインした後、トップページの「重要なお知らせ」からアクセスできる。