TechCrunch Japanとエンガジェット日本版を運営する米Boundlessは2月15日、両サイトの更新を3月31日をもって終了し、5月1日にはサイトを閉鎖すると発表した。
TechCrunch Japanは2006年からスタートし、スタートアップ企業の紹介や新プロダクトのレビュー、業界の動向について報じてきたメディア。エンガジェット日本版は米国で2004年にスタートした米Engadgetの日本語版メディアで、ガジェット類に特化したニュースを展開していた。両サイトともに更新を3月31日で終了し、5月1日にはサイトを閉鎖。今後はそれぞれ米国版サイトへとリダイレクトされるという。
運営元の米Boundlessは、もともと米通信大手のVerizonで広告プラットフォーム事業を手掛けていた「Verizon Media」から改称した企業。2021年9月1日に米Apollo Global Managementへと事業が売却されたことに伴い、Boundlessへと事業ブランド名を変更していた。
Boundlessは発表に寄せて、「日頃よりご愛読いただいている皆さま、当メディアを活用し、広告出稿をいただいている広告主および広告代理店の皆さまにおかれましては、突然のお知らせとなりましたことを深くお詫び申し上げます。2006年よりTechCrunch Japan、2005年よりエンガジェット日本版のサイトをスタートし、より良いニュースサイトの提供を目指し、運営を行ってまいりましたが、米国本社のグローバル戦略に伴い、この度の決定となりました。今後も、当社のグローバル戦略に沿って進化を続け、日本でのビジネスニーズにお応えできるようなソリューション提供に取り組んでまいりますので、何卒ご理解をいただけますようお願い申し上げます」と述べている。