ガーミンジャパンは、日常使いしやすいスマートウオッチ「Venu 2 Plus」と「vívomove Sport」の2機種を1月27日に発表しました。いずれも発売日は2月3日。発売に先駆け実機を触ってきたので、ダイジェストでご紹介します。

  • Venu 2 Plus。ターゲット層は流行や健康目的の運動に関心があり、生活のなかでトレーニングを定期的に取り入れているユーザーだ

    Venu 2 Plus。カラーはBlack/Slate、Powder Gray/Passivated、Ivory/Cream Goldの3色展開となる。ターゲット層は流行や健康目的の運動に関心があり、生活のなかでトレーニングを定期的に取り入れているユーザーだ

Venu 2 Plus

Venu 2 Plusは、フィットネス・ヘルスケア機能のほか、Suicaのタッチ決済など日常利用もしやすいVenuシリーズのうち、最上位に位置するフィットネスGPSウォッチ。現行のVenuシリーズ自体はVenu 2S、Venu 2、Venu 2 Plusのほか、よりエントリー向けのVenu SQ、本体内に音楽再生機能を備えたVenu SQ Musicの計5モデルが用意されています。

このうちVenu 2 Plusは高度なフィットネス・ヘルスケア機能を備えたモデル。ガーミンのGPSウォッチではじめて音声アシスタントに対応し、スマートフォンと連携させることでSiriやGoogleアシスタントを呼び出して通話発信やテキストメッセージへの返信などを行えることが特徴です。

フィットネス・ヘルスケア機能ではHIIT(高強度インターバルトレーニング)や筋トレ部位の表示機能、睡眠スコアや血液中に取り込まれた酸素レベルを測定する「血中酸素トラッキング機能」などを搭載。概要や機能はニュース記事「ガーミン、通話機能+音声アシスタント連係のGPSウォッチ『Venu 2 Plus』」に詳しく掲載しています。

  • 画面は1.3インチのAMOLEDディスプレイ(416×416ドット)。2021年6月に発売したVenu 2と画面サイズは同じだが、ベゼルを狭くしたため、ケースサイズが小型化している

  • 側面には(上から順に)Action Key、音声アシスタントKey、Back & Menu Keyの3つのボタンが並ぶ。このうち音声アシスタント用ボタンはガーミンのスマートウォッチで初の搭載

  • 音声アシスタントKeyを押したところ。スマートフォンと接続していれば音声アシスタントが起動し、通話発信やテキストメッセージの返信などが行える

  • スマートフォンに着信があった場合の表示。画面下にある通話アイコンを上にスライドさせることで、電話に出られる

  • スマートフォンに着信があった場合、本体のスピーカーから着信音が鳴り、画面に応答/拒否それぞれのアイコンが出る。電話番号や相手の名前も表示される ※画面の一部を加工しています

  • Venu 2 Plusから通話発信したときの表示。音声アシスタントを経由することで、スマートウォッチ側の操作で相手に発信、通話できる ※画面の一部を加工しています

  • 側面にはスピーカー。着信音や通話時の相手音声もここから再生される

  • バンド素材はシリコン。写真のカラーはPowder Gray/Passivated(パウダーグレー/パッシブテッド)

  • 本体背面。時計素材にはステンレススチールと繊維強化ポリマーが使われている。センサーは同社フラッグシップのfenix 7シリーズと同じく6センサーを搭載

  • 本体のスクロールで表示されるメニュー。有機ELの画面は明るく文字も精細で見やすい

vívomove Sport

vívomove Sportは、アナログ針を備え一見普通の腕時計に見えるデザインながら、下半分の文字盤にOLEDを内蔵し、ヘルスケア情報の表示やアクティビティの計測ができるハイブリッドスマートウォッチです。

  • vívomove Sport。カラーはアイボリー、ココア、クールミント、ブラックの4色。日常使いしやすいデザインのスマートウォッチで、ボタン数の多い無骨なスマートウォッチが苦手なユーザーや、オフィスで普通の腕時計として使いつつ体調管理や健康関連の記録も取りたいユーザーなどがターゲット

本体サイズは2019年10月に発売した「vivomove 3」とほぼ同じサイズですが、画面の解像度がアップ。より精細感ある表示が可能になっています。また、vívomoveシリーズでは最もお手頃な価格帯(直販価格27,500円)となることも特徴です。

カラーはファッションに合わせやすい、ココア、クールミント、アイボリー、ブラックの4色です(ココアのみ3月中旬以降の発売)。いずいれもベゼル色がバンドカラーと合う色になっており、上品な印象。パステルカラーが好きなユーザーは特にクールミントやアイボリーに注目してほしいところです。

機能面では心拍数や呼吸数、血中酸素トラッキング、睡眠スコアなどのヘルスモニタリグのほか、ランニングやウォーキングといったアクティビティ測定に対応。スマートフォンと接続することで電話やメール、SNSなどスマホ側に来た通知を表示することもできます。詳細はニュース記事「ガーミン、腕時計デザインで日常使い&スポーツ計測もできるスマートウォッチ」をご参照ください。

  • vívomove Sportの文字盤。時間はアナログ針でチェックできるが、文字盤の下半分にはタッチしないと見えない有機ELディスプレイが隠れている

  • vívomove Sportのディスプレイを表示させた状態。ディスプレイサイズは0.34インチ×0.73インチ(72×154ドット)となる。ウォッチサイズは40mm、バンドは20mm

  • こちらはvivomove 3。新モデルの「vívomove Sport」のほうが精細感が高まっている

vívomove Sportの画面表示。画面が起動すると、表示される情報が見やすいよう、文字盤の針が画面を避けるように動くのが面白い

  • 4色で異なるベゼル・バンドのカラーリングも注目。ココアのベゼルはPeach Gold(ピーチゴールド)。また時針・分針、文字盤やインデックスのデザインも各カラーで異なっている

  • こちらはブラック。ベゼルはSlate(スレート)。針もベゼルに合わせたカラーで長方形になっている。文字盤はインデックスの数字が太く、分のメモリも描かれている

  • こちらはアイボリー。ベゼルはPeach Gold(ピーチゴールド)で、針は細長い白色が採用されている。文字盤のインデックスは12/2/4/6/8/10の表示が細いラインで描かれている

  • こちらはクールミント。ベゼルはSilver(シルバー)で、文字盤のデザインはアイボリーと似ているが、針は先が丸くなっており、明るいカラーも相まって全体的にかわいらしい印象のモデルだ

  • vívomove Sportの裏面。センサーは4センサーを搭載する

  • バンドの素材はシリコン。実際に着用してみたところ、柔らかく軽いつけ心地が好感触だった(重さは33.8g)

  • アイボリーとブラックはどんなファッションにも合わせやすそうだ。ココアとクールミントは華やかなパステルカラーで目を惹く