NZXTは12月10日、CDPROJEKT REDの人気ゲーム「Cyberpunk 2077」の世界観を反映したコラボレーションPCケース「H710i Cyberpunk」を発表した。世界限定1,000台を販売する。

日本市場向けの割り当ては40台で、パソコン工房Webサイト、およびパソコン工房全店舗で12月13日から販売。価格は41,470円。実店舗のパソコン工房 秋葉原 BUYMORE店とパソコン工房 大阪日本橋店限定では実機の展示も行う予定。

  • 「Cyberpunk 2077」コラボレーションPCケース「H710i Cyberpunk」

既存モデルの「H710i」をベースとして、「Cyberpunk 2077」の世界観を感じさせてくれる限定ケース。ゲームに登場する世界的悪徳企業のアラサカ社で使われていたPCに、勇気ある人間がスプレーでグラフィティを描いたという設定で制作された。

Cyberpunk 2077モデルだけの特典として、アラサカ社のロゴマークを配したマグネット固定式のヘッドホンハンガー「Arasaka Corporation Puck」と、「Cyberpunk 2077」のロゴを配した「Cyberpunk 2077 チップチャーム」が付属。チャームは裏側に吸盤があるので、ケースのガラス面などに貼り付けられる。

ケースとしての機能は、オールスチール製の本体と強化ガラス製のサイドパネルを使い、内部の配線が見えないように配慮した設計。内部下の5分の1ほどをカバーで覆い、電源ユニットなどのケーブル類を隠せるほか、ケーブルを隠すための赤い金属プレート(ケーブルバー)を内蔵。裏配線用のケーブル収納スペースには、ケーブル誘導ガイドと面ファスナーを備え、ガイドに従ってケーブルを這わせて面ファスナーで固定するだけで配線を美しくまとめられる。

搭載可能ファン数は、前面と上面に140mm×2基(120mm×3基)、背面に140mm(120mm)×1基。標準搭載ファン数は、前面に120mm×3基、背面に140mm×1基。前面と上面のファン搭載スペースの左右は通気性の良いメッシュ構造で、エアフローを構築しやすくした。水冷ラジエターは前部・上部に360mm、後部に120mmサイズのものを装着可能。

搭載ベイ数は、内部3.5インチベイが2+2基、内部2.5インチベイが7基。グラフィックスカードの垂直取り付けにも対応している。LEDコントローラーとファンコントローラーを統合した「Smart Device V2」によって、LEDファンやLEDストリップなどの制御にも対応。

そのほか主な仕様は、拡張スロット数が7基、拡張カードスペースが最長413mmまで、CPUクーラーの高さが185mmまで。外部インタフェースは、USB 3.1 Type-C Gen2×1、USB 3.1 Type-A Gen1×2、ヘッドセット用3.5mmミニジャック(4極)。本体サイズはW230×D494×H516mm、重さは12.3kg。対応フォームファクタはE-ATX、ATX、マイクロATX、Mini-ITX。