日立製作所(日立)の米国子会社であるGlobalLogic(グローバルロジック)は、EDR(Endpoint Detection and Response)サービスを手掛ける米Cybereason(サイバーリーズン)と提携し、次世代のサイバーセキュリティプラットフォームおよびサービスを共同で開発すると発表した。

同提携では、デバイスからクラウドまで、AI(人工知能)の統合を含むセキュリティおよびデータ管理ソフトウェアに関するグローバルロジックの専門知識を活用する。グローバルロジックは数百人の専門エンジニアで、今後1年間のサイバーリーズンの開発ロードマップを支援する。

サイバーリーズンは包括的なサイバー保護ソリューションを提供しており、週に23兆件以上と、他のソリューションの5倍量のセキュリティ関連イベントを分析しているという。

同社が提供するXDR(Extended Detection and Response)ソリューションは、すべてのITスタックにわたって悪意のある操作を阻止する統合された検知・応答するツールだが、今回の連携によりさらなる開発・強化が進められる。

グローバルロジックのCRO(チーフレベニューオフィサー)であるRajaram Radhakrishnan氏は「近年、サイバー攻撃は非常に頻繁かつ巧妙になっている。そして、従来のセキュリティソリューションでは十分に保護できなかったネットワークやクラウドといった分野では、危険なほど脆弱な状態になっている」と警告を鳴らしている。