Qualcommは11月22日(米国時間)、「Snapdragon」のブランディング刷新を発表した。Snapdragonブランドを完全に独立させ、これまでのブランドイメージを尊重しながら、より合理的かつシンプルでモダンなブランドにアップデートする。11月30日〜12月1日に開催する「Snapdragon Tech Summit」において、最新のフラッグシップSoC(System on Chip)と共にSnapdragonの新ブランドを披露する。
スマートフォン向けから始まったSnapdragonブランドのSoCは、タブレット、ノートPC、VR/AR/MRデバイス、ウェアラブルデバイス、自動車といった製品カテゴリーに展開し、その技術がモバイルゲーミングや高解像度オーディオといった新たな市場の成長を後押ししている。今後もプラットフォーム、機能、体験における継続的な成長が見込まれ、Snapdragonブランドの製品はさらに多くのデバイスの中核を担うことになる。そうした次の展開に備えて、ブランドも「核心を保ちながら、その魅力を広く伝えていくために、さらに広いテントまたは大きな競技場が必要になります」としている。
「Qualcomm Snapdragon」というQualcommのサブブランドから「Snapdragon」を分離独立させ、今後は必要に応じて「Qualcomm」ブランドとの関連性を持たせる。
顧客がSnapdragon搭載デバイスを見つけて選びやすくなるように、プラットフォームの名称を簡素化して一貫性を持たせる。例えば、現在モバイルSoCのプラットフォーム名には「Snapdragon 888」「同780」「同695」というように3桁の数字を採用しているが、次期フラッグシップのSnapdragon 8シリーズから1桁のシリーズおよび世代番号にする。コネクテッドプラットフォームについても、5Gへの移行を完了していることから、特に必要な場合を除いて今後は「5G」をアセットに記載しない。
ロゴから製品バッジのデザインなどグラフィック要素も一新。Snapdragonの象徴である"Fireball"の存在感を高めて、新しいビジュアルアセットや他のクリエイティブでより強く示す。ミッドナイト、ガンメタル、ニッケル、Snapdragonレッド、ゴールドを新たな代表的カラーに、ポートフォリオ全体でゴールドはプレミアムクラスの製品のみに使用する。