メッセージアプリの設定画面には「不明な差出人をフィルタ」というスイッチが用意されています。これをオンにすると、以降連絡先に含まれていない人からのメッセージを別のリストに並べ替えるという話ですが...いまひとつメリットがよくわかりませんし、メッセージアプリを起動してみても「既知の差出人」との違いがはっきりしません。

ここでいう「不明な差出人」とは、「連絡先」に登録していない相手を意味します。かつてのメッセージアプリは、送信者が誰であろうとiMessageでないかぎり「不明な差出人」に振り分けられることはありませんでしたが、iOS 15の現在は連絡先に登録のないSMS/MMSも「不明な差出人」として処理されます。

「不明な差出人」に振り分けられたメッセージは、通知が行われないほか、リンクをタップしても開けなくなる効果があります。連絡先に登録される人物は既知の人物・面識のある人物で信頼できるから通知もリンクもOK、未登録の人物はむやみに信頼できず危険だから通知もリンクも許可しない、という考えかたです。

なお、連絡先に登録がない番号/アドレスからのメッセージであっても、過去に受信者側からなんらかのリアクションをした履歴が残されている場合は、「不明な差出人」ではなく「既知の差出人」として扱われます。

たとえば、二段階認証などで一方的に送信されリアクションする必要のないメッセージは、不明な差出人に振り分けられます。同様に通信キャリアなどから身元確認目的で送信され、「そのまま送信してください(無料)」などという指示に従い返信したメッセージについては、リアクションがあったために以降は既知の差出人として扱われます(スレッドごと削除すれば不明な差出人に戻ります)。

迷惑SMS/MMSは連絡先に登録がないため、不明な差出人に仕分けられることになります。しかし、安易に返信してしまうと、以降は既知の差出人として扱われることになるため、通知が届くなど面倒なことになります。迷惑SMS/MMSはそのまま削除が正解ですよ。

  • メッセージアプリの「不明な差出人」ってどういう基準?