NTTドコモ(ドコモ)は10月25日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とエヌ・ティ・ティ・コムウェア(NTTコムウェア)をドコモの子会社とすると発表した。新ドコモグループとして3社の経営方針を統一し、機能の統合と事業責任の明確化を進め、モバイルからサービス・ソリューションまで事業領域の拡大につなげる。

NTTが保有するNTT Comの株式のすべて、NTTコムウェアの株式の一部(66.6%)をドコモに移管する。NTT Comはグループ1万1,600名を抱える資本金2,309億円の企業で、国内電気通信事業における県間通話サービス、国際通信事業、ソリューション事業、およびそれに関する事業を展開している。一方、NTTコムウェアは従業員数5,766名で資本金は200億円。情報通信システム・ソフトウェアや、各種装置の開発・製作・運用・保守・受託などの事業を展開している。

また、今回の子会社化に伴い3社は、新ドコモグループとして3社統一の法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開する。各社のリソースを組み合わせることにより提供が可能となる、移動固定融合サービスのほか、5G・IoTといった先端ソリューションを通じて、社会全体のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献するとのことだ。

  • 3社統一の法人事業ブランド「ドコモビジネス」