新要素や変更点には気になるところも

操作系やゲームシステムは完全に慣れ親しんだ“いつもの”バトルフィールド。武器のカスタマイズや車両のデプロイは即時に実行される優れたテンポ感に改善され、しかも使いやすく格好いいUIとして実装されています。

とはいえ、プレイしていて少し気になった変更点もいくつかありました。というのも各種演出が少しシンプルになっているようで、見えにくかったりわかりにくかったりすることがあったためです。キル時のサウンドエフェクトは過去作よりも明らかに減っているほか、キルログは画面左側でさり気なく表示されるように。エリア奪取時のメッセージはどこのエリアについてのものか表記されておらず、視認性が低く感じました。スコアボードに至っては完全に新設計されており、一覧で全プレイヤーのスコアを確認できたこれまでのデザインから大きく変更されています。

  • キル時、画面中央下部(赤枠)に表示されていたスコア取得表記は画面右側(青枠)へ分離してしまいました

  • プレイヤー名、武器名、プレイヤー名と並んでいるキルログ(赤枠)の様子。武器のシルエットがないので何の武器かわかりにくく、しかも敵味方の区別すらありません

  • 「敵がセクターにおいて多数派になった!」というメッセージが上部に表示されていますが、どこのセクターかは上を見ただけではわかりません。画面左を見ると、セクターBが取られたことがわかります

  • Tabキーで呼び出せるスコアボードは完全に新デザインになりました。全プレイヤーのスコア一覧は見れなくなったようです

  • ゲーム性とは直接関係ありませんが、アンチチートシステムは「Easy Anti-Cheat」で本当に十分でしょうか。とても懸念しています

あのバトルフィールドが帰ってきた!

最後に少し気になる点も挙げましたが、全体的なゲーム体験は完全にトラディショナルなバトルフィールドを踏襲しつつ、現代に蘇らせた素晴らしいものだと断言できます。個人的には、武器のカスタマイズが本当に快適なものになっていて感動しました。これまでは武器をアンロックした当初、しばらく見にくいアイアンサイトを強要されていましたが、今作ではいきなり快適な光学サイトで戦えます。

また、筆者があまり兵器に搭乗しての戦闘が得意ではないので割愛しましたが、きっと最新の戦闘機やヘリコプター、戦闘車両でのプレイも楽しめるはず。垂直離着陸に対応した戦闘機がビル屋上に立っている筆者に近づき、空中でホバリングしながら激しく銃撃してきたときはとても驚きました。

そんな『バトルフィールド 2042』は、PC(Origin・Steam・Epic Games)/ PS5・PS4 / Xbox Series X・S / Xbox O向けに11月19日に正式リリースが予定されています。オープンベータテストは10月6日~9日限定で実施され、6日~7日の期間中は予約者とEA Playメンバー限定の先行アクセスになっています。あの日のバトルフィールドをプレイしたなら、ぜひオープンベータテストに参加してBF 2042を体験してください。

  • 余談ですが、取材関係者は「BF2042 Preview」、ボットはネーム末尾に「AI」と入っていたので、倒した/倒されたプレイヤーが人かどうかはわかるようになっていました。EAのStaffを倒してしまう場面も(交戦は全面的に許可されています)

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