キヤノンITソリューションズは9月17日、クラウド型AI OCRソリューション「CaptureBrain」の新バージョン2.1を、10月中旬より提供開始することを発表した。
「CaptureBrain」は、紙帳票の電子化とデータ入力業務の自動化により業務プロセスを最適化し、業務効率化が図れるクラウド型 AI OCRソリューシ ョン。同社の画像処理・AI技術のほか、Cogent Labsの文字認識AI OCRエンジン「Tegaki」など複数のOCRエンジンを搭載し、手書き帳票類のスキャンデータに対して、帳票種別の認識、画像 補正、記載内容のデジタル化を行う。
今回、提供する新バージョン「CaptureBrain V2.1」では、OCR 結果を後続システムへ連携させる際の負荷軽減を図るため、サイボウズの業務改善プラットフォーム「kintone」との連携機能を実装した。連携用のマッピングツールを無償提供することで、CaptureBrainによるOCR読み取り結果をノンプログラミングでkintoneへ自動連携し、作業時間の短縮および業務プロセス効率化を実現するということだ。そのほか、PDF帳票ファイルのOCR処理も可能となっている。
「CaptureBrain V2.1」の価格は、初期契約費用が20万円、CaptureBrain利用料(月額)はSmallプランが3万円〜、Mediumプランが10万円〜、Enterpriseプランが15万円〜(いずれも税別)。サポートサイトでのQA対応が含まれ、プラン内の利用可能分を超える利用については別途追加パック の購入が必要となる。