Nextorageは9月6日、PlayStation 5(PS5)の拡張スロットに装着して使えるという、ヒートシンク一体型のPCIe 4.0対応M.2 2280 NVMe SSD「NEM-PA」シリーズの商品化を進めていると発表。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は未定。PS5のM.2 SSD対応アップデート提供後に順次発売する。
メモリー・ストレージ・ソリューション事業に特化したソニーのグループ会社・Nextorageの新製品で、容量は2,000GBと1,000GBの2種類を用意。型番はNEM-PA2TB/NEM-PA1TB。本体に装着済みのヒートシンクの放熱効果により、安定した高速動作を実現するという。なお、ヒートシンクは分解できない。
NextorageではPS5パブリックベータ版ファームウェア(Beta 3.0-04.00.00)でNEM-PAシリーズの動作確認を行い、読み込み速度は6,500MB/秒超を確認したとのこと。ただし、同製品はソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のライセンスプログラムの下で開発される商品ではなく、互換性や高速性能については、すべてのゲームタイトルにおいて保証するものではないという。
PCでも同製品を利用でき、2,000GBモデルのパフォーマンスとして、シーケンシャルリード最大7,300MB/秒、シーケンシャルライト最大6,900MB/秒を実現したという。測定環境はCPUがAMD「Ryzen 9 3950X」、マザーボードはMSI「MEG X570 ACE」で、OSはWindows 10 Pro 64bit。
NEM-PAシリーズは、Nextorage製品の販売特約店であるアイ・オー・データ機器と連携強化しているハピネットと協業し、ハピネット×NextorageパッケージおよびNextorageパッケージの2種類を導入する予定だ。