弁護士ドットコムは8月18日、いえらぶGROUPと業務提携し、オンラインで賃貸借契約を結べるサービス「いえらぶ電子契約」の提供開始を発表した。
弁護士ドットコムが提供するWeb完結型クラウド契約サービス「クラウドサイン」と、いえらぶGROUPが提供するクラウド型不動産管理・業務支援システム「いえらぶ CLOUD」の提携により、同サービスが実現することとなった。
同サービスでは不動産管理会社と入居者との契約を、いえらぶ CLOUD上の「いえらぶ電子契約」で締結できる。契約状況の確認やリマインド、契約締結後のファイルの格納まで、賃貸借契約手続のすべての業務がオンラインで可能だ。
不動産業界ではFAXや電話を用いたコミュニケーションが根強く、アナログな業務の効率化が課題となっている。これまで不動産賃貸における賃貸借契約や重要事項説明は、書面化が義務づけられてきたが、2021年5月にデジタル改革関連法が成立したことにより、施行後は宅地建物取引業法と借地借家法を含む48法律を一括改正し、押印の廃止と書面の電子化が可能となる。
これにより、 駐車場契約や賃貸契約の更新・退去にとどまっていた電子化の範囲が広がることが予想されている。