ラックは8月6日、パソコン端末のサイバーリスクを軽減するため、アカマイ・テクノロジーズが提供するEnterprise Application Access(EAA)と、Enterprise Threat Protector(ETP)を採用し、「Akamai EAA/ETP運用支援サービス」の提供を10月1日より行うと発表した。

  • 「Akamai EAA/ETP運用支援サービス」概要

EAAは社内アプリケーションやクラウドアプリケーションへの安全なアクセスとID管理を実現するアイデンティティ認識型プロキシ。一方、ETPは、端末から送信されるDNSクエリのリスク評価機能やペイロード分析機能など複数の防御層を有するセキュアWebゲートウェイ。

「Akamai EAA/ETP運用支援サービス」は、EAA/ETPの2つのエンタープライズソリューションを運用支援するラック独自のサービス。EAA/ETPは定期的なログの分析を行うためのセキュリティ専門人材の確保、組織変更などの環境変化に合わせた適切な運用管理が欠かせないことから、ラックは出力されるアラートやログに対して、分析を行う。

また、ログ保管期間を拡張し、3年分のログを保管。さらに、ラックのセキュリティ監視センターJSOCが提供する独自の脅威情報を、防御フィルターに追加登録することで製品の持つ防御能力を向上する。

ラックは、デジタル推進や働く環境の変化などで大きく変わるサイバー脅威に対応する、組織防衛の運用支援やコンサルティングを通して、国や組織をサポートし、初年度、サービス提供15社、アカマイソリューション全体で30億円の売上を目指す。