Microsoftは米国時間2021年7月28日、Visual Studio Code用拡張機能「C/C++ バージョン1.5.1」をリリースした旨を公式ブログで報告した。最新の拡張機能は先のマーケットプレイスや、Visual Studio Code内の拡張機能ギャラリーからインストールできる。新バージョンでは、デバッグ中の逆アセンブリビューやインラインマクロ拡張、Windows ARM64アーキテクチャーのデバッグサポートが加わった。

  • 逆アセンブリビュー実行中のVisual Studio Code(画像は公式ブログより抜粋)

    逆アセンブリビュー実行中のVisual Studio Code(画像は公式ブログより抜粋)

逆アセンブリビューを起動すると、アセンブラーのニーモニック(命令)レベルで、C/C++コードに過ちがないか確認できる。ただし、本機能を使用するには、Visual Studio Code バージョン1.59が必要となる。早期に機能を確認したい場合は、Visual Studio Code Insiderを選ぶとよい。インラインマクロ拡張は事前に用意したマクロ(スクリプト)を、コード上で実行する機能。コマンドパレットから呼び出す必要がないため、素早いコーディングが可能になる。

Windows ARM64アーキテクチャーのデバッグサポートは、文字どおりの機能。すでにWindows ARM64アーキテクチャー向けC++拡張機能はリリース済みで、Surface Pro Xなど同アーキテクチャー向けアプリケーションのコーディングやビルド支援を行ってきたが、デバッグ機能のサポートは、その幅を広げるものとなる。

この他の変更点はリリースノートもしくはChangelogを参照してほしい。