サイトロンジャパンは、Venus Opticsのカメラレンズ「LAOWA」ブランドの新製品として、APS-Cミラーレスカメラ向けの明るいMFレンズ「LAOWA Argus CF 33mm F0.95 APO」の取り扱いを発表した。7月30日に発売を予定しており、想定売価は74,000円前後を見込む。
ソニーE、富士フイルムX、キヤノンRFマウントのAPS-Cミラーレスカメラに対応する交換レンズ製品。F0.95という明るさが特徴で、極めて浅い被写界深度によって被写体を際立たせた撮影が可能。低輝度下ではシャッター速度やISO感度を柔軟に選択できるという。
光学系には非球面レンズ×1、特殊低分散(ED)レンズ×2、高屈折レンズ3枚を含む9群14枚を搭載。色収差を大きく低減するというAPO設計を採用したことで、合焦部からアウトフォーカス、画面中心から周辺部までのあらゆる撮影距離でクリアな画像を得ることができるという。
フォーカス機構はマニュアル方式のインナーフォーカス。フォーカス位置の変更によって画角が変動してしまうブリージングを抑えたほか、絞り機構にはスムーズに変化するデクリック仕様を採用し、動画撮影でも快適に使用できるとしている。その他の主な仕様は以下の通り。
- 焦点距離:33mm(フルサイズ換算約50mm)
- 対応マウント:ソニーEマウント / 富士フイルムXマウント / キヤノンRFマウント
- 絞り羽根:9枚
- 絞り:F0.95~F11
- 最短撮影距離:35cm
- 最大撮影倍率:0.125倍
- フィルター径:62mm
- 本体サイズ(最大径×全長):71.5×83mm
- 重さ:約590g