TVS REGZAは、BDレコーダー「レグザブルーレイ」の新製品4機種を7月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格はトリプルチューナー搭載「Tシリーズ」2TBモデルが約71,500円前後など。

  • REGZA、クラウドAI高画質と連携する新デザイン“時短”レコーダ

ラインナップと店頭予想価格は以下の通り。「Tシリーズ」は地上/BS/110度CSデジタルチューナー×3を搭載し、3番組の同時録画に対応。「Wシリーズ」は地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2を装備し、2番組同時録画が行える。いずれもBS4Kチューナーは非搭載。

■レグザブルーレイ「Tシリーズ」(2Kトリプルチューナ機)

  • DBR-T2010(2TB):約71,500円前後
  • DBR-T1010(1TB):約62,700円前後

■レグザブルーレイ「Wシリーズ」(2Kダブルチューナ機)

  • DBR-W2010(2TB):約62,700円前後
  • DBR-W1010(1TB):約57,200円前後

クラウドAI高画質技術を搭載した薄型テレビREGZAと連携すると、画質を向上させられるのが特徴。また、通常の番組再生に加えて、独自の“時短”機能も従来機種から引き続き搭載し、録画番組を再生する時間を短縮して効率よく見られるとする。本体は円を描くようなフォルムを引き継ぎながら、大きく見やすい表示をグラフィカルに配し、ユーザーフレンドリーな新デザインを採用した。

REGZAのクラウドAI高画質技術は、番組の詳細ジャンルやコンテンツごとの画質特性をクラウドから取得し、観ているコンテンツに適切なパラメーターを用いて高画質処理を行うというもの。4K有機ELテレビ「X9400S」、「X9400」、「X8400」、4K液晶テレビ「Z740XS」、「Z740X」、「M540X」の各シリーズで搭載している。

新しい「レグザブルーレイ」と、同技術を搭載した薄型テレビREGZAをHDMIケーブルでつないで連携させ、レグザブルーレイ側にもこのデータベースをダウンロード。録画番組の再生時に、その番組にマッチするデータベースをテレビと通信することで高画質化を図る。たとえば長時間録画(AVC録画)した番組の解像度や色調を補正し、自然な色合いを再現するといったことを可能にする。

  • クラウドAI高画質技術と連携して録画番組を高画質に再生(イメージ)

  • クラウドAI高画質技術と連携して処理する前の映像イメージ

ほかにも、既存のREGZAテレビとの組み合わせで高画質再生する「レグザコンビネーション高画質」を装備。レグザブルーレイからHDMI経由で、4K REGZAの高画質処理に適切な映像信号や、ジャンル/画角/放送種別の情報を送ることで、4K REGZAの能力を余すところなく引き出せるという。

時短再生機能は、通常再生に加えて、「らく見」(自動スキップ)、「らく早見」(自動スキップ+1.3倍速再生)、「飛ばし見」(らく見を20分割して15秒再生しつつ、自動スキップ再生も行う)といった再生方法が選べる。一例として、1時間番組(約54分)を視聴する場合、らく見では約45分(ドラマ本編のみを見る)、らく早見では約34分(ニュースを手早く見る)、飛ばし見では約5分(番組のおおまかな内容をざっと見る)で視聴可能とする。

レグザブルーレイと連携して使う「スマホdeレグザ」アプリから、付属のリモコンを使わずに録画番組のらく見再生など、各種操作が行える。好きなキーワードやジャンル、タレントの名前などを設定して見たい番組を探したり、録画予約していなくても該当する番組を自動録画する「おまかせ自動録画」機能も装備。HDDやチューナーの受信状況、ネット接続、USB機器の接続状況などを簡単にチェックできるという、自己診断モードも備える。

HDMI出力は1系統、USB端子×2を装備。Ethernet端子を備え、有線LAN接続が可能。無線LAN機能も備える。再生可能なディスクはBlu-ray/DVD/CDなど。4K Ultra HD Blu-rayの再生には非対応。本体サイズは430×200×46mm(幅×奥行き×高さ、突起部含まず)。主要9社のテレビのリモコンコードに対応したリモコンが付属する。

  • 自己診断モード(イメージ)