NECソリューションイノベータは7月6日、RPA(Robotic Process Automation)およびAI-OCRの即戦力となる人材を育成する教育サービス「NEC カレッジ for RPA」を開講する。同社ではこれまで1,200以上のRPAの開発実績があり、開発業務に携わってきたスペシャリストが得た知見・ノウハウを生かし、受講者の学習をサポートする。

同サービスは企業の人材が対象となり、RPAの即戦力となる人材を目指す「入学コース」と短時間でニーズに合わせた技術習得を目指す「オープンコース」の2つのコースが用意されている。

「入学コース」には、RPAロボットの構築やAI-OCRツールの操作から、RPAロボットの管理、開発標準等の作成、自社業務を対象とした開発までを学ぶプログラムや、社内でRPAを推進するリーダーを育成するプログラムが用意されている。入学時にRPAやAI-OCRの前提知識は不要だ。

同コースは6カ月間を「1年次」から「4年次」まで4つのステップで区切り、ステップごとに研修受講、研修で習得した内容を実践する課題への取り組み、進級試験を経て、理解を深める構成となっている。

「オープンコース」には、RPAやAI-OCRツールの操作方法だけでなく、適用対象となる業務の可視化や適用後の効果算定、RPA導入効果を拡大するテクニック、RPAロボットの開発における効率化ノウハウ、開発の実践経験に至るまで、15種以上の研修プログラムが用意されている。

販売価格は「入学コース」が165万円で、「オープンコース」が2万8600円から。同社は今後2年間で50社への提供を目指している。

  • 入学コースの構成