米BAEシステムズは6月28日(現地時間)、F-35ライトニングII向けの追加のEW(電子戦)システム、改造キット、予備部品をロッキード・マーチンに提供すると発表した。
同契約は、BAEシステムズがこれまでに800機以上のAN/ASQ-239 電子戦/対抗システムを納入してきた実績に基づいており、F-35にクリティカルな状況認識能力と生存能力を提供する。
ロット14のシステムの納入およびロット15の資材受注分の実行に伴い、今回BAEシステムズはロット16を受注。同社は現在、1カ月当たり18シップセットを製造しているが、F-35の低率初期生産(LRIP)に合わせて2022年には月間20シップセット以上に増産する計画。
BAEシステムズはこのプログラムの開始以来、最初のF-35 EWシステム製造時から77%のコスト削減を実現するとともに、リーズナブルな価格を実現するための目標をすべて達成してきたという。