楽天グループは6月21日、東京都八王子市に物流センターを新設すると発表した。野村不動産が開発する大型物流施設「Landport多摩」(延べ床面積約 15000坪)の全フロアを賃借し、2023年までに「Rakuten Fulfillment CenterTama(仮)」として稼働開始する予定。

  • 野村不動産Landport多摩 イメージ図

楽天は現在、千葉県流山市、習志野市および大阪府枚方市にて、「楽天市場」の出店店舗の商品の保管から出荷までを担う、総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」の物流センターを運営している。

同社は、「新しい生活様式」の浸透によるECの需要拡大に伴い、既存の物流センターにおける稼働率が上昇することを想定し、新たに物流センターを開設。今後、同物流センター以外に、神奈川県大和市、福岡県糟屋郡、大阪府八尾市および茨木市にも物流センターを新設する方針だ。

また、同物流センターを含めた物流拠点の運営などを担う楽天の物流事業は、2021年7月1日に、楽天と日本郵便が共に出資し共同運営するJP楽天ロジスティクスへ承継される予定とのことだ。