日立グローバルライフソリューションズは、コネクテッド家電となる過熱水蒸気オーブンレンジの新モデル「ヘルシーシェフ(MRO-W1Z)」を7月3日に発売する。価格はオープン、推定市場価格は95,000円前後。本体カラーはフロストホワイトとフロストブラックの2色。

  • ヘルシーシェフ(MRO-W1Z)

ヘルシーシェフは、レンジ、オーブン、グリル、スチーム、過熱水蒸気という5種類の調理が行えるオーブンレンジ。食品の重さと温度を計測して適切に調理する日立独自の「Wスキャン」を備えている点が特徴。

今回の新製品では、「Wスキャン」による調理に新しい制御を採用。食品の重さと表面温度から加熱量を算出し、さらに食品の温度変化から食品の温度エリアを特定。そのエリアのみを集中的にセンシングし、短時間で温度変化を見極め、最高1,000Wの大火力で一気に調理。野菜から出る水分を抑え、シャキシャキに仕上げるという。例えばチンジャオロースなら、従来は約7分だった調理時間が約5分となり、すばやく美味しく作るとしている。

このほか、1人分なら最短1分で調理できる「最短1分スピードメニュー」を新たに8メニュー追加。「Wスキャン」で分量にあわせて加熱時間を調節し、あともう1品欲しいときにも重宝する。

従来モデルから好評の「簡単プラボウルメニュー」も、40メニューから73メニューに拡充。耐熱ボウルに下ごしらえした材料を入れて加熱すれば完成という手軽さ。「Wスキャン」のセンシングデータをもとにボウルの種類を自動で見分けるため、容器の設定も不要だ。

解凍から焼き上げまでオートで調理する「冷凍から焼き物」も4メニューから11メニューに増え、レパートリーが広がった。レシピサイト「クックパッド」や食品メーカーと共同開発したオートメニューも増やし、調理の時短・省手間に役立つ。

専用アプリでもっと便利に

スマホ専用アプリ「ヘルシーシェフアプリ」を使うと、献立決めやオーブンレンジ本体の操作が可能。普段よく使う食材などから好みのレシピを毎日提案してくれる機能もあり、毎日の調理をサポートする。ほか、お気に入りのレシピを3段階で評価・登録する「お気に入り機能」、調理のコツや使い方動画を閲覧できる「サポート機能」などを備える。

オーブンレンジの本体サイズはW497mm×D442mm×H375mm、重さは約18.0kg。設置時に必要な放熱スペースは、左右・背面が壁ピッタリ、上方10cm以上。総庫内容量は30Lで、レンジ出力は1,000W(最長5分)、600W、500W、200W相当、100W相当。オーブン温度はダブル高速ヒーター300℃。