クリエイティブメディアは、ドルビーと共同開発したDolby Atmos対応サウンドバーシステム「SXFI CARRIER」を5月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は12万円。5月19日から東京・二子玉川の「蔦屋家電」で独占先行展示・販売を開始した。

  • SXFI CARRIER

サウンドバーとワイヤレスサブウーファーで構成した、総合出力450Wのサウンドバーシステム。コンセプト段階からDolby Laboratoriesの音響専門家が関わり、「コンパクトサウンドバーの限界をまったく新しい次元へと押し上げる音響性能」を備え、「他のDolby Atmosスピーカーと一線を画す」としている。

  • 内部構造

具体的には、ドルビーによる音の指向性ガイドラインに沿って、スピーカーからの音を制御して上方向に放ち、天井で反射させてユーザーへと音を向ける導波路を生成。これにより、サウンドバー自体から直接音が聞こえるのではなく、コンテンツ制作者の意図した通りに、サウンドバーの外側や上から空間的な拡がりのある音を実現するという。

サウンドバー本体に7つのスピーカードライバーを搭載し、各ドライバーを個別の独立アンプで駆動する7アンプ/7ドライバーシステムを採用。スピーカー構成は5.1.2チャンネル。サブウーファーは10インチ径ドライバーと大型バスレフポートを備え、「サイズを超えた重厚な低音」を追求している。

  • 設置イメージ(テレビなどは付属しない)

サウンドバーに、クリエイティブ独自のヘッドホンオーディオホログラフィ技術「Super X-Fi」搭載ヘッドホン向けのUSB出力を装備。別売のSuper X-Fi対応ワイヤレスUSBヘッドホン「SXFI THEATER」などを接続して、夜間でもバーチャルサラウンドを楽しめる。

  • 「Super X-Fi」搭載ヘッドホン向けのUSB出力を装備

スマートフォン/タブレット向けのCreativeアプリ(iOS/Android対応)を使い、入力ソースやサウンドモードの切り替え、出力先変更、Super X-Fiのオン/オフなどを操作できる。

HDMI 2.1/HDCP 2.3対応のHDMI入力を2系統装備。HDMI出力はARC/eARCや、8K映像、HDR10、HDR10+、Dolby Visionのパススルーにも対応する。他にも音声入力として、光デジタル(角型)、USB Type-C、3.5mmステレオミニを装備。Bluetooth 5.0準拠のBluetooth機能も備え、対応コーデックはSBC。音声出力は3.5mmステレオミニのヘッドホン出力と、SXFI USB出力(USB Type-A)。

  • 入出力端子部

総合出力は450W(サウンドバー:250W、サブウーファー:200W)。再生周波数帯域は25Hz~20kHz。サウンドバーとサブウーファーは2.4GHz帯無線によってワイヤレス接続する。本体サイズと重さは、サウンドバーが約880×76×128mm/約3.6kg、サブウーファーが約225×450×430mm/約12.8kg。