アトムテックは5月12日、小型軽量のネットワークカメラの新版「ATOM Cam 2」を発表した。従来モデル「ATOM Cam」と同等のキューブ型ボディを維持しつつ、新たにボディを防水防塵仕様とし、屋外にも設置できるようになった。要望の多かった三脚ネジ穴を本体とスタンドに設け、設置性を高めた。CMOSセンサーを1/2.9型の大型タイプとし、暗闇もカラーで映し出せるようにした。
希望小売価格は2,980円で、発売記念キャンペーンとして限定1万台を2,500円で販売する。販売開始は5月18日。
インターネット連携機能を強化した小型軽量のネットワークカメラ。本体サイズはW50×H52×D58mm、重さは約100gと、コンパクトなキューブ型ボディが特徴。本体サイズや外観は従来モデル「ATOM Cam」と似ているが、ハードウエアを新設計としてIP67の防水防塵仕様とし、自宅周辺の監視用や、農園・菜園の監視用など、風雨にさらされる屋外にも設置できるようにした(水中への設置は不可)。電源はmicroUSB端子から取得し、データ保存用にmicroSDカードスロットを搭載する。
3軸で回転・伸縮が可能なスタンドは、新たに取り外し可能な設計とした。本体の底面とスタンドの台座には、新たに三脚のネジ穴を設け、三脚などのアクセサリーで手軽に固定できるようにした。
本体内蔵のマイクとスピーカーを利用した会話機能は、電話と同様の双方向リアルタイムの会話が可能になった(従来はトランシーバーと同様の交互通話)。スマホアプリの操作で、スピーカーから警告音を出す機能も追加した(夏ごろのアップデートで実装予定)。
カメラ部のCMOSセンサーは1/2.9型の大型タイプとしたうえ、F1.6のレンズは材質を樹脂からガラスに変更して最高率を高めた。これにより、ほとんど光のない暗闇でもカラーで映し出せるようになった。
専用のスマートフォン用アプリを使えば、外出先からでもカメラの映像をチェックできる。セットアップも簡単で、この手のネットワークカメラにありがちな面倒なネットワーク設定などの手間を省いた。動体検知機能や14日間の無料クラウドストレージ、タイムラプスなど、従来モデルで定評のある機能は継承する。